FFとFRの違いや特徴。主にどんな車種があるのかチェック!
2018/07/30
FFとかFRとか聞くけど、いまいちどう違うかわからない!という人は多いと思います。
ここでは、FFとFRの違いをご紹介しているので参考にしてくださいね。
FFとFRの違い
2つの大きな違いは、まずはざっくりでいいのでエンジンの力を車輪(タイヤ)にどう伝えるかだと思っていてください。
このことを「駆動方式」といいます。では、FFとFRについて詳しく説明していきたいと思います。
FFとは?
ファイナルファンタジーのことじゃありませんよ。(笑)
FFとは、フロントエンジン(F)、フロントドライブ(F)の略で、エンジンが前に搭載されてあり、前輪を駆動する方式のことです。
よく前輪駆動と呼ばれます。イメージとしては、車を持ち上げてアクセルを踏んだときに、前輪が回っていると思ってください。
FRとは?
FRとは、フロントエンジン(F)、リアドライブ(R)の略で、エンジンが前に搭載されてあり、後輪を駆動する方式のことです。
要はFFの逆ですね。後輪駆動と呼ばれます。
FFとFRの特徴
FFの特徴
駆動力を後輪に伝えるプロペラシャフトというパーツが不要なので、車体が軽く、車内を広く設計できます。
また、荷重が前にかかるため直進の安定性が高いです。現在は、ほとんどの車がFF車です。
主なFF車は?
多くの車種がFF車なので挙げだしたらキリが無いですが、プリウス、ヴォクシー、カローラ、セレナ、フィット、オデッセイ、デミオ、ワゴンRなどがあります。
FRの特徴
FFに対して荷重が後ろにかかるため、発進・加速に強く、操縦と駆動が別なのでハンドル操作に優れているのが特徴です。
よりスポーティな運転を実現します。また、構造上大きなエンジンを積めるためパワーがあります。
ただし、雪道や凍結路ではタイヤが滑りやすくなり、1番不利な駆動方式といわれています。
主なFR車は?
FR車は、スポーツカーや大型セダンによく見られます。
クラウン、マークX、レクサスLS、スカイライン、ランドクルーザー、RX8、フェアレディZ、ロードスター、カプチーノ、パジェロミニなど。
その他の駆動方式
FFとFRの他に、
- 4WD
- RR
- MR
という駆動方式もあります。
それぞれ簡単に説明していきますね。
4WDとは?
4WDは、4、ホイール(W)、ドライブ(D)の略で、前輪と後輪の両方を駆動するタイプのことです。よく四駆(よんく)と略されます。
エンジンの力を効率良くタイヤに伝えられるので、雪道、凍結路、砂利道などの悪路に強いのが特徴です。
常に四輪駆動で走行する車種や、通常は二輪駆動で切り替えて四輪駆動にする車種などがあります。
RRとは?
RRは、リアエンジン(R)、リアドライブ(R)の略で、エンジンが後ろに搭載され、後輪が駆動するタイプのことです。
ポルシェ911など、ごく僅かな車種にしか採用されていません。
MRとは?
MRは、ミッドシップエンジン(M)、リアドライブ(R)の略で、前輪と後輪の間くらいにエンジンが搭載され、後輪が駆動するタイプのことです。
フェラーリやレーシングカーなどのスーパーカーに採用されていることが多いです。
まとめ
FFとFRの違いは、エンジンが前方にあるのは同じで、前輪と後輪のどちらを駆動するかです。それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いとは限りません。
また、主な駆動方式は、
- FF
- FR
- 4WD
- RR
- MR
の5つを覚えておいたらOKです。