2wdと4wdの違いとは?メリット・デメリットを知ってどっちがいいか決めよう
2018/08/26
車には「2wd」や「4wd」といった駆動方式がありますが、何がどう違うがわかりにくいですよね。
でも、2つ違いは簡単です。
この記事でわかること
- 2wdと4wdの違い
- 2wdと4wdのメリット・デメリット
- 2wdと4wdの価格と燃費の差
- 2wdと4wdのどっちがいいか
車を選ぶ上で、結構重要な部分です。違いを知ることで、普段の車の使い方からどっちが必要なのかがわかります。
ということで、2wdと4wdの違いやメリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
2wdと4wdの違いは何?
簡単に説明しますと、アクセルを踏んだときに前輪もしくは後輪が動くのが2wd、前輪と後輪が一緒に動くのが4wdです。
4wdはエンジンの力がタイヤ4本に伝わるので「四輪駆動」といい、略して四駆(よんく)と呼ばれます。
2wdは前輪駆動のFFが主流です。まれに後輪駆動のFRの車種があります。
CHECK
乗り心地はどちらも大きな差はありません。
4wdのメリット・デメリット
どちらかというと4wdの方を知った方が駆動方式を選びやすいので、4wdのメリット・デメリットを紹介していきますね。
メリット
1番のメリットは、タイヤが4つ動くので悪路に強いことです。
たとえば、
- 雪道
- 坂道
- ぬかるみ
などで、タイヤがスリップしたり空回りしそうなときでも、グリップ力があるので安定して走行しやすいです。
もし2wdで片方のタイヤが空回りしてしまったら、その場から抜け出せなくなってしまいます。
デメリット
2つあります。
- 車両価格が高くなる
- 燃費がやや悪くなる
4wdはタイヤを4つ動かす構造が複雑なため、2wdよりも価格が数十万円高くなります。また、構造上重量が増えるので、重くなった分やや燃費に影響が出ます。
2wdと4wdの価格と燃費を比較
今回はホンダのヴェゼル(HYBRID)の場合で、価格と燃費を比較していきますね。
価格は、
- 2wd→246.0万円
- 4wd→267.6万円
となっており、約20万円も違います。(価格は2018年7月時点)
次にメーカーが公表しているカタログ燃費を見てみます。
- 2wd→27.0km/L
- 4wd→23.2km/L
2wdと4wdでは、1リッターあたり3.8kmの差があります。ちなみに重量は、4wdの方が80kg重くなっています。
2wd | 4wd | |
価格 | 246.0万円 | 267.6万円 |
燃費 | 27.0km/L | 23.2km/L |
重量 | 1,270kg | 1,350kg |
2wdと4wdはどっちがいいの?
日本の道路は、アフリカの砂利だらけの道路と違いアスファルトで綺麗に舗装されているので、4wdの力を発揮する機会が少ないです。
なので、どっちがいいか決めるポイントは、あなたが住んでいる地域に「雪が降るかどうか」で決めるのがいいと思います。
普段街乗り用にしか車を使用せず、雪が積もることもないなら迷わず2wdでOKです。4wdの力を使う機会がありません。
反対に、普段街乗り用に車を使用し、雪が積もることがあるなら4wdの方が安心です。
ただ、最近はFF車にスタッドレスタイヤを履かせたら多少雪が積もっても走行できるので、難しいところです。
ここからは私の考えなのですが、年に数センチの雪が数回しか降らないなら、あえて高いお金を出してまで4wdにはしません。
私が住んでいる地域がそんな所なので、スタッドレスタイヤで十分間に合っています。
まとめ
2wdと4wdの違いは、アクセルを踏んだときにタイヤが2本動くのか4本動くのかです。
ほとんどの車は前輪が動くFF車が主流で、用途によって4wdを選ぶカタチになります。
最近はハリアー(トヨタ)やエクストレイル(日産)などのシティタイプのSUVが流行っていて、4wdが似合う車ですが、住んでいる地域によって必要性は低いです。
どちらがいいか迷ったときは、
- 普段街乗り用で雪が降らないなら→2wd
- 普段街乗り用で雪が積もるなら→4wdの方が安心
こういった決め方がおすすめです。