車のフルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いって何?
車は発売されて何年か経つと、「フルモデルチェンジ」か「マイナーチェンジ」されます。
ただ、この2つっていまいち何が違うがわかりませんよね。
そこで今回は、車のフルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いをご紹介したいと思います。
フルモデルチェンジとマイナーチェンジの違い
どちらも「チェンジ」なので変化していることは間違いないのですが、「変わり方」が違います。
ざっくりいうと、フルモデルチェンジはデザインから内装まで一新することで、マイナーチェンジは今のモデルをベースに少し改良することです。
たとえばiPhoneでいうと、
- iPhone6からiPhone7になるのが「フルモデルチェンジ」
- iPhone6からiPhone6sになるのが「マイナーチェンジ」
みたいな感覚です。
それぞれ「全面改良」「一部改良」などと呼ばれることもあります。
フルモデルチェンジとマイナーチェンジの具体例
世界でも人気のあるトヨタのプリウスを例に、フルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いを見ていきたいと思います。
マイナーチェンジ(MC)
これは、2009年5月~2011年11月生産モデルのプリウスです。
発売から約2年経った2011年12月、マイナーチェンジが行われました。見た目はほとんど同じですよね。
このように、マイナーチェンジはバンバー、ヘッドライト、ホイールデザイン、内装などが微妙に変化されます。
マイナーチェンジ前のモデルを「前期型」、マイナーチェンジ後のモデルを「後期型」と呼んだりします。
フルモデルチェンジ(FMC)
では、モデルチェンジはというと、2015年12月に行われました。
もはや顔がまるっきり違いますよね。先ほどのマイナーチェンジのときよりも、変化が目に見えてわかると思います。
もちろん外装だけじゃなく、内装やエンジン、最新の機能の追加などもフルモデルチェンジのときに変化することが多いです。
中にはマイナーチェンジで外装がガラッと変わることもありますが、大抵はフルモデルチェンジのときに変わります。
モデルチェンジされる期間
モデルチェンジされる期間はメーカーによって異なりますが、およそ2〜6年の間で実施されることが多いです。
先ほどのプリウスの例だと、2年で1回マイナーチェンジが実施され、その4年後にフルモデルチェンジされています。
トータルで見ると、同じようなモデルが6年間販売されていたことになります。
モデルチェンジはいつ頃知ることができる?
車の特集をしている雑誌などで噂レベルの話なら結構前から予想されていますが、正確に知るにはメーカーが発表する1〜2ヶ月前になります。
「今日新車を買ったのに、明日新型モデルが急に発売される」といったことはまずありません。消費者としても納得できませんからね。
モデルチェンジは買い時だけど、売り時は過ぎてしまう
何かしらのモデルチェンジが発表されると、現行型はもうすぐ旧モデルになるので需要がガクッと落ちます。
そのため、購入するときは値引きされやすい傾向にあります。もうすく旧モデルになるとはいえ、買い時と言えば買い時です。
ただ、あなたが売る側だったら少々イタイです。
モデルチェンジが発表されると乗り換え需要が高まり、旧モデルが溢れかえってしまいます。そうすると、売却額が下がりやすい傾向にあります。
なので、車の売却をするときは、モデルチェンジ前の方が高値がつきやすくなります。
まとめ
車のフルモデルチェンジとマイナーチェンジの違いは、デザインから内装まで何から何まで一新するか、現行モデルをベースに一部改良するかです。
言葉は似ていますが意味は全然違いますので、ごちゃごちゃにならないように覚えてくださいね。