車の運転中に霧に遭遇したときの注意点。ライトはハイ?ロー?
2016/10/21
車を運転していると、突然「濃霧」に見舞われることがありますよね。数メートル先すら見えないほど視界が悪いのでかなり危険です。
私も地元の山道で何度が遭遇したことがあるのですが、1メートル先も見えないくらい濃い霧だったので、めちゃくちゃ怖い思いをした経験があります。
霧が発生したときの予備知識があったから良かったものの、何にも知らなかったら本当に危険だったと思います。
そこで今回は、運転中に霧に遭遇したときの注意点をご紹介しているので、参考にしてくだいね。
運転中に濃霧と遭遇したときの注意点
まず基本的なことですが、ライトは「ロービーム」にします。
ハイビームの方が遠くまで見えそうですが、霧(水蒸気)に乱反射して余計に視界が悪くなってしまうんです。
フォグランプがあれば点灯する
フォグランプとは、ヘッドライトと別の補助灯のことです。どの車にも必ず備わっているライトではないのですが、備わっているなら点灯してください。
CHECK
フォグランプのフォグ(FOG)には、霧という意味があり、もともと運転中に霧に遭遇したときに活用するためのライトなんです。
フォグランプは、ヘッドライトよりも下向きの角度でワイドに点灯するため、道路を確認しやすかったり、対向車に自分を知らせやすかったりします。
こういったライトの知識があるだけで安全性は違いますが、さらに危険を回避するために、次は霧が発生したときの運転のコツをご紹介したいと思います。
濃霧のときの運転のコツ
霧で視界が悪いときは、以下の3つを意識して運転するのがコツです。
- 速度は必ず落とす
- 前の車のテールランプを目安にする
- 白線、ガードレールを目安にする
速度は必ず落とす
当たり前のことですが、濃霧の中を走るときは、必ずスピードを落として走行してください。普段、通りなれた道だったとしてもです。
周りがスピードを緩めないと、つい自分も大丈夫と思うかもしれませんが、ゆっくり走ることに越したことはありません。その人たちは、かなり慣れているのか過信しているだけです。
前の車のテールランプを目安にする
前方に車が走っているんだったら、その車のテールランプを目安にすると走りやすいです。
霧があるとカーブを把握するのが大変なのですが、テールランプを目安にするとある程度道筋がわかります。
ただし、無理について行くことや、ずっと見続けるのは危険ですので注意してくださいね。
白線、ガードレールを目安にする
とにかく道路、カーブがわからないと、どこかに突っ込んでしまいますので、白線やガードレールに注目するのも目安になります。前に車がいない場合などに役立ちます。
スピードを緩めるのは、こういった目印になるものを確認するためでもあります。
無理だったら運転しない
これまで注意点や運転のコツをご紹介してきましたが、あなたが無理、怖いと思ったときは、運転しないのが1番です。
まっすぐ走るだけでも難しいので、本当に危険を感じたら車を停めて、霧が晴れるのを待つのが賢明な判断です。何かあってからでは遅いですよ。
霧が発生しやすい場所
霧は山間部や盆地でよく見られ、夏より冬、夜中や明け方に発生しやすいようです。
時期や時間、運転する道が当てはまるようであれば、事前に天気予報などで確認しておくことが望ましいです。
まとめ
霧と遭遇したときの注意点は、ライトはロービームにし、フォグランプがあれば活用することです。
また、運転のコツは、
- 速度は必ず落とす
- 前の車のテールランプを目安にする
- 白線、ガードレールを目安にする
です。
以上のことを意識し、気をつけて安全運転を心がけてくださいね。