免停の点数は何点でいつから?免除や短縮期間までまるわかり
2018/02/15
ドライバーにとって、絶対避けたいのが「免停」ですよね。
免停になんてなった日は、不便で仕方ないと思います。コンビニに行くのでさえ大変です。
ただ、免停って何点からなのか、いつからなのか、免除はあるのかといった疑問があると思います。
そこで今回は、何点から免停になるのかをはじめ、諸々詳しく調べてみました。違反して免停が怖い方は参考にしてくださいね。
免停の点数は何点からなるの?
さっそく結論から言いますと、免停になるのは違反点数が6点以上になったときです。
間違えてはいけないのが、1回で6点以上の違反したら免停になるのではなく、過去3年間の累計です。
ただし、免停は本当にややこしく、あなたの前歴やどんな違反をどれくらいの期間でしたかによって、条件が変化します。
前歴とは、過去に免停を受けた回数のことです。免停になったことがない人と、免停になったことがある人では、何点で免停になるかが違います。
また、場合によって違反点数が累計されないときもあります。
この辺をもう少し掘り下げていきますね。(これまで無事故無違反の人は読み飛ばしてOKです)
過去に免停を受けたことがない人(前歴0)
この場合は、先ほどお伝えした6点です。
後ほど解説しますが、3点以下の違反を繰り返して6点になった場合は、講習を受けると免除されます。
過去に免停を受けたことがある人(前歴1以上)
3年以内に1回免停になったことがある人は、4点以上の違反で免停になります。2回以上ある人は、2点以上で免停です。
ただし、免停処分を受けたあとから、1年以上無事故無違反だったら前歴がリセットされます。
つまり、前歴0の人と同じ扱いになるわけです。なので、この場合は6点以上の違反で免停となります。
もし免停処分後に違反をしてしまったら、その日から1年無事故無違反じゃないと前歴がリセットされません。
違反点数が累計されない場合
過去3年間の点数が累計されるとお伝えしましたが、次の条件に当てはまる場合は点数が合算されません。
1年間、無事故無違反
前回の違反から1年経過すると、点数は累計されません。
たとえば、2016年10月15日に2点の違反をしたとします。翌年、2017年の11月15日に同じ違反をしても累計で4点にはならないってことです。
2年間、無事故無違反
過去2年間に無事故無違反の場合、1〜3点の軽微な違反は3ヶ月経過したら累計されません。
違反から3ヶ月経つと点数が0に戻る、と言った方がわかりやすいかもしれませんね。
免停の期間
免停になる期間は、前歴と違反点数によって違います。以下の表でまとめました。
前歴0の免停の期間
違反点数 | 免停期間 |
6〜8点 | 30日 |
9〜11点 | 60日 |
12〜14点 | 90日 |
15点〜 | 免許取消 |
前歴1の免停の期間
違反点数 | 免停期間 |
4〜5点 | 60日 |
6〜7点 | 90日 |
8〜9点 | 120日 |
10点〜 | 免許取消 |
前歴2の免停の期間
違反点数 | 免停期間 |
2点 | 60日 |
3点 | 90日 |
4点 | 120日 |
5点〜 | 免許取消 |
免停が免除、短縮される条件
「やばい、免停かよ……」
と思っても、以下の講習を受ければ、免停が免除になったり期間を短縮できます。
- 違反者講習
- 運転免許停止処分者講習(免停講習)
それぞれ解説しますね。この2つは意味が全然違うので、間違えないように注意してください。
違反者講習とは?
これは「2点 × 2点 × 2点」みたいに、3点以下の違反を繰り返して6点になった人が受ける講習です。
1発免停じゃなく、初めて免停になる人はほとんど違反者講習だと思います。
違反者講習を受けると免停が免除されるので、必ず受けることをおすすめします。もし受けなければ、30日の免停処分になります。
ただし、前歴がある人や、過去3年間以内に違反者講習を受けたことがある人は、この免除はありません。
次の免停講習を受けることになります。
運転免許停止処分者講習(免停講習)とは?
これは、免停が確定した人が受ける講習です。
免除にはならないですが、講習やテストを受けることによって免停期間を短縮できます。
短縮される日数は次の通りです。
免停日数 | 短縮日数 |
30日 | 20〜29日 |
60日 | 24〜30日 |
90日 | 35〜45日 |
120日 | 40〜60日 |
150日 | 50〜70日 |
180日 | 60〜80日 |
短縮日数に差があるのは、講習の成績によって評価が変わるからです。
なので、30日の免停処分を受けても、「実質の免停期間は1日だけ」ということもあります。
免停はいつからなるの?
免停になる違反をしても、その日から免停になるわけじゃありません。
2週間ほどしたら、警察から「免停処分するから出頭してねー!」という運転免許行政処分出頭通知(ハガキ)が届きます。
出頭場所は通知書に記載されているので、それに従い、停止処分書を交付された日から免停スタートです。
通知書が来た段階では、まだ免停になっていません。
出頭日に車で行くと、帰りは免停になるので注意してください。誰かに送ってもらうか、公共交通機関を利用するのがベストです!
一発アウトで免停になる違反
主に一発で免停になるのはスピード違反の人が多いと思いますが、それ以外もまとめました。
交通違反 | 点数 |
50km以上のスピード違反 | 12 |
30km以上50km未満のスピード違反 (一般道) |
6 |
40km以上50km未満のスピード違反 (高速道路) |
6 |
無車検 | 6 |
無保険 | 6 |
スピードはとにかく超過しやすいので、オーバーしないよう気をつけてくださいね。
まとめ
免停になる点数は6点からです。
とはいえ、過去の違反や免停になったことがあるかによって変わります。また、免除される場合もあるので、自分の状況をしっかり把握しておくことが大切です。
いや、違反しないことが1番大切ですね。