車のオーバードライブの意味とは?オンとオフの使い方
オーバードライブの意味や使い方がわかりません!
シフトレバーの横にボタンがあるけど、いつ使えばいいんですか?
という方のために、ここではオーバードライブボタンの意味や使い方をご紹介していきたいと思います。
オーバードライブとは?
まずはオーバードライブの意味から説明していきますね。
オーバードライブとは、簡単にいうとトップ(最高速)のギアのことです。1~4速まであるギアだったら、4速がオーバードライブになります。
- 1速:通常のギア
- 2速:通常のギア
- 3速:通常のギア
- 4速:オーバードライブ
こんな感じです。
普段、オーバードライブボタンを何も触らなければ「ON」の状態で、ボタンを押すと「OFF」の状態になります。
厳密にいうと、オーバードライブとはギア比が1.0未満のギアを指しますが、わかりやすく説明するため省略しています。
オーバードライブのOFF
じゃあ、オーバードライブをOFFにするとどうなるかというと、一時的に1速下のギアがトップになります。
- 1速:通常のギア
- 2速:通常のギア
- 3速:オーバードライブ
- 4速:一時的にOFF
つまり、1~4速まであるギアだったら1~3速までにするといったものです。
ただ、基本的にオーバードライブボタンを使わず、ずっとONのまま走行しても何の問題もありません。
そうなると、ますます使い道がわかりませんよね。では、次はオーバードライブボタンの使い方を見ていきます。
オーバードライブの使い方
主にオーバードライブが役立つときは、
- 下り坂を走行するとき
- 加速したいとき
- 雪道を走行するとき
などです。
下り坂を走行するとき
長い下り坂だと自然と速度が上がっていき、何度もブレーキを踏みますよね。
そんなときに、オーバードライブをOFFにすると「エンジンブレーキ」がかかり、減速することができます。本来、推奨されている減速の仕方です。
エンジンブレーキとは、フットブレーキを使わずエンジンの回転を抑制して減速することです。
また、ブレーキを踏み込む回数が減りますので、ブレーキパッドの消耗を抑えられるメリットもあります。
私は住んでいるところが田舎なので峠をよく走るのですが、下り坂のときはよくオーバードライブをOFFにして走っています。
加速したいとき
先ほどとは逆で、追い越したいときや上り坂でパワーが欲しいときにも使えます。
通常はアクセルを踏み込んでキックダウンすると思うのですが、OFFにすれば強く踏み込まなくても楽に加速することができるようになります。
なので、要は加減速のときに役立つ機能ってことです。
雪道を走行するとき
これは冬限定になるのですが、雪道を走行するときの減速にも使えます。
雪道でのフットブレーキはスリップする恐れがあるため、エンジンブレーキを使用するのが鉄則です。
オーバードライブOFFはやや燃費が悪くなる
加減速のときに便利なオーバードライブボタンですが、OFFにすると通常よりもエンジンの回転数が高くなり、その分やや燃費が悪くなります。
とはいえ、常にOFFにして長距離を移動するわけじゃないので、目に見えるほど燃費が落ちるようには感じないと思います。私は一度も感じていません。
なので、燃費うんぬんよりも、より快適なドライブ、走行をするための便利機能という認識でOKです!
まとめ
オーバードライブとはトップギアのことで、OFFにすると1速下のギアがオーバードライブになります。
オーバードライブボタンは、加速したいときや下り坂で減速したいときなどに役立つものです。通常はONのままで走行するのが普通です。