車酔いの原因と6つの対策!これで長距離のドライブも安心!
2019/03/16
せっかくのお出かけのはずが、車酔いのせいで気分が悪くなることがありませんか?
気分が悪くなると会話に参加できなくなったり、吐きそうになったりとみんなと同じように道中を楽しめませんよね。
そんな車酔いで困ってる方のために、ここでは車酔いの原因と対策をまとめています。
事前にできる対策と、酔ったあとにできる対処法もご紹介しているので参考にしてくださいね。
車酔いをする原因
まずはざっくり言いますと、車酔いをする原因は「脳」と「耳」の感覚が狂っているからだと思ってください。
どういうことか具体的に説明していきますね。
脳の情報と耳の感覚がズレている
脳は、目で見ている情報を処理しています。耳は、三半規管で平衡感覚(傾いた状態を察知する働き)を判断しています。
車から見える景色は、早いスピードでどんどん流れていきますよね。それなのに、自分は動いていないですし、ガタンゴトンと連続的な揺れを体感しています。
この2つのせいで、目で見ている情報と実際の状態にズレが生じてきます。これが車酔いの原因です。
要は、認識の違いで脳がパニクっているってことです。
駐車場で車を停めようとしているときに、真横の車が動いたら勢いよく動いたように感じますよね。そんな感じのズレが起こっています。
CHECK
普段あまり乗り物酔いしないのに、たまに酔うという人は、寝不足や体調不良によって自律神経が乱れている可能性も考えられます。
車酔いの対策
車酔いしないために、事前にできる対策をご紹介していきますね!全部で6つあります。
空腹を避ける
空腹の状態だと、脳が使うエネルギーが不足するので脳の働きが低下してしまいます。ガムや飴などを食べて空腹を避けることで車酔い対策になります。
揺れにくい場所に座る
車なら前、バスなら真ん中あたりに座ると、カーブの揺れや凸凹の振動を感じにくくなるので車酔い対策になります。
キツイ匂いは避ける
あなたが「嫌だなぁ」と思う香水や芳香剤の香りが漂ってくる場合は、換気することで車酔い対策になります。
不快なニオイは脳がストレスを感じているので、それだけで自律神経の働きを鈍らせ、脳の働きを低下させます。
なるべく進行方向を向く
視覚と体のズレを少しでも軽減させるために、なるべく進行方向を向いていると車酔い対策になります。
「次の瞬間揺れそうだなー」ってことを脳と体に知らせるためです。
生姜を摂る
生姜には、乗り物酔いになりにくくなる成分が入っているます。
ショウガの主成分であるジンゲロール(6-,8-,10-gingerol)やショウガオール(6-shogaol)には、胃腸での消化不良を改善したり、消化管などに存在する生理活性物質セロトニン(Serotonin)が消化管粘膜内にあるセロトニン(5-HT3)受容体や延髄にある嘔吐中枢を刺激して、吐き気(Nausea)や嘔吐(Vomitting)を引き起こすのを抑えたりする働きがあります。
出典:食品医学研究所
さすがに車の中で生姜だけを食べるわけにもいかないので、事前に生姜湯なんかを飲んでおくといいと思います。
ちなみに、コカコーラ、アサヒ飲料から市販されているジンジャエールには、生姜は入っていませんからね。
酔わない気持ちを作る
ウソと思うかもしれませんが、自分に暗示をかけるのも車酔い対策に有効です。
「車酔いするかも」という不安は、自律神経を乱すので脳に良くありません。それはすでに、酔う準備を始めていることになります。
おへそに梅干しを貼るのも、安心感からくる暗示をかけるためなんですよ。
車酔いしてしまったときの対処法
対策も虚しく、車酔いしてしまうことももちろんあると思います。そんなときの対処法をご紹介しますね。
目を閉じて寝る
ガチで眠らないでもいいですが、目を閉じて視覚からの情報を遮断することで車酔いを緩和できます。
視覚と三半規管のズレで車酔いが生じているので、片方を無くしちゃおう!という方法です。
「遠くを眺めたらいい」なんてことも言われますが、目を閉じるのが1番です。私もたまに車酔いをするのですが、いつも目を閉じて対処しています。
視覚を遮断することで脳の休憩にもなり、車酔いを早く治すには有効です。
車から降りる
なにを今さら!?
ですよね。(笑)
でも、究極の対処法は一旦車から降りることです。車を停めることが可能なら、無理して乗り続けるより降りてリフレッシュしてください。
10分、15分もしたら気分が良くなってくると思いますので、これが無難で手っ取り早い解決策です。
三半規管は鍛えられる
知らない人が多いですが、三半規管は鍛えることができるんです。
対策は以上なのですが、よく車酔いする人は三半規管を鍛えてみると克服できるかもしれません。
フィギュアスケートの選手がクルクル回転しても平気なのは、三半規管が訓練されているからだそうです。
何もしないよりマシかもしれないので、手軽にできるトレーニングも一緒にご紹介しておきますね!
以下の3つが三半規管を鍛えるのに効果的といわれています。
- 後ろ向きに歩く
- バランスボールに座る
- 片足で立つ
家でもできることなので、鍛えたい人はぜひ取り入れてみてください。
まとめ
車酔いをする原因は、視覚から得た情報と平衡感覚にズレが生じているからです。
車酔いする前にできる対策は、
- 空腹を避ける
- 揺れにくい場所に座る
- キツイ匂いは避ける
- なるべく進行方向を向く
- 生姜を摂る
- 酔わない気持ちを作る
です。
もし酔ってしまった場合は、目を閉じて寝るか車から降りて休憩するのが1番の対処法です。
以上のことに気をつけて、快適なドライブを楽しめるようになってくださいね!