車のグレードの意味って何?実際の車種で違いをチェック
車には「グレード」があります。ただ、いまいち意味がわからないし、何がどう違うのかわかりにくいですよね。
もし、グレードのことがよくわからないまま車を購入すると、あとで100%後悔すると思います。なので、必ず知っていおいた方がいい知識です。
ここでは、車のグレードの意味や違いをご紹介しているので参考にしてくださいね。
車のグレードの意味
グレードとは、簡単にいうと車のランクのことです。
車は同じ車種でも数種類発売され、上位グレード、下位グレードに分けられます。うなぎのメニューが「松・竹・梅」で分けられているのと同じ感覚だと思ってください。
上位グレードになればなるほど、内装や装備がよくなったり排気量が大きくなったりします。うなぎの場合はうなぎの量が増えますよね。(うなぎの話はもういい?笑)
上位グレードになるにつれて、価格はもちろん高くなります。ということは、言い方は悪いかもしれませんが下位グレードは安っぽくなります。
なので、見た目、名前が同じ車とはいえ、微妙な「差」があります。
また、グレードは購入前しか選択できないため、予算との兼ね合いも含め、しっかり検討しなくてはならない項目です。
あとから「もうワンランク上のグレードにしておけばよかった……」と思っても、どうしようもありません。
グレードの違いをチェック!
では、実際にグレードの違いを見ていきたいと思います。今回は、トヨタの人気車種でもある「ヴォクシー」を例にして違いをチェックしますね。
2016年10月現在、ヴォクシーには7つのグレードがあります。
グレード | メーカー小売価格 |
HYBRID ZS | 3,229,300円 |
HYBRID V | 3,106,473円 |
HYBRID X | 2,996,509円 |
ZS | 2,739,273円 |
V | 2,725,527円 |
X | 2,480,073円 |
X“ Package” | 2,284,691円 |
まず大きな違いとして、最高グレードと最低グレードでは約100万円も価格に差があります。
エンジンも上位グレードはハイブリッドシステムで燃費が23.8km/Lあり、下位グレードは14.6km/Lです。(燃費はカタログスペック)
最近はガソリンも高いので、長い目で見たら随分維持費に差がでそうですよね。
今度は装備の違いです。
HYBRID ZS (上位グレード) |
X“ Package”ac (下位グレード) |
ホイールやバンパーの形状の違いや、ハンドル1つを見てみても本革とウレタンの差があり、高級感が全く違います。
このように、グレードの差はデザイン、エンジン、燃費、装備など、細かい箇所にいたるまで全く違います。
同一グレードでも差がある
さらにややこしいことに、車は同一グレードでも違いがあります。
先ほどのヴォクシーのX“ Package”だと、
- 駆動方式が「2WD」なのか「4WD」なのか
- 定員人数が「7人乗り」なのか「8人乗り」なのか
といった違いがあります。
ヴォクシーのようなミニバンは、「8人乗りと思って購入したのに、実際は7人乗りを購入していた」といったミスが起こらないとも言えません。注意してくださいね。
同一グレードでも、オプションの差によって数十万円の差があります。
おすすめのグレードとかあるの?
「こんなにたくさんグレードがあったら選べない……」
と迷う人もいるかもしれませんが、結局は予算と好みです。車が動けば何でもいいや!という場合は下位グレードでもいいと思います。
反対に、走りや利便性、高級感を求めるのであれば上位グレードがいいと思います。なので、最終的にあなたが「何を求めるか」が重要になってきます。
ただし、売るときのことを考えたら上位グレードの方がお得です。
上位グレードは装備が優れているため査定価格が下がりにくい傾向にあり、下位グレードは査定価格が下がりやすい傾向にあります。
ちなみにですけど、私なら予算があれば下位グレードは避けて、中間の標準グレード以上を狙うと思います。
まとめ
車のグレードの意味は、装備やオプションの差によるランクのことです。
上位グレードの方が高性能ですが価格は高くなります。下位グレードは性能面で劣るものの価格は安いです。
一概にどちらが良い!というものはなく、予算とあなたが求めるもので選ぶことが大切です。