オートマとミッションの違い！どっちの免許を取るか悩んでいるなら

車にはオートマ（AT）とミッション（MT）があります。

これから免許を取ろうと考えている方は、どっちを取ったらいいか迷いますよね。

ここでは、オートマとミッションの違いをご紹介しているので、参考にしてくださいね。

車のオートマとミッションの違い

2つの違いを簡単に言うと、自動でギアの切り替えをやってもらうか、自分でギアを切り替えるかです。

ギア付きの自転車を思い出して欲しいのですが、ギアを変えるときは自分でやっていましたよね？

上り坂のときは軽くするためにギアを下げたり、加速したいときは上げたりと、運転しながらギアを操作していたと思います。

それが車でいうところのマニュアル車（ミッション車）です。

昔はマニュアル車しかなかったのですが、今の車はギアの操作をしなくても乗れるように便利になりました。それがオートマ車です。

便利なオートマ車と従来からあるマニュアル車では、運転するときの操作がやや異なります。その辺をもう少し掘り下げますね。

オートマ車はペダルが2つ、マニュアル車はペダルが3つ

オートマ車には、加速するための「アクセル」と、減速させるための「ブレーキ」の2つしかペダルがありません。

アクセルを踏んでいるだけで自動でギアチェンジをしてくれます。使うのは右足だけです。

しかし、マニュアル車にはアクセルとブレーキに加えて、「クラッチ」というペダルがあります。

マニュアル車の場合は、このクラッチを踏んでギアを操作する必要があります。運転するときは両足を使います。

そのため、「運転するときに楽なのは？」と言えば、間違いなくオートマ車です。クラッチ操作がありませんからね。

マニュアルは運転が難しい？

クラッチ操作がある、なんて聞いたら運転するのが難しい印象を受けるかもしれませんが、全然難しいことはありませんよ。

教習所で運転の仕方を習ったら誰でもできるようになりますし、免許の獲得が狭き門というわけでもありません。

なので、消極的にならないで大丈夫です。

免許を取得するまでの違い

オートマ限定免許の方が安い

普通免許とオートマ限定免許では、免許を取得するときの費用にも違いあります。

AT限定免許の方が、費用が15,000円ほど安いです。

オートマ限定免許の方が講習時間が短い

免許を取得するときは、

• 交通ルールを学ぶ「学科講習」
• 実際に乗って練習する「技能講習」

があります。

仮免試験などに落ちず、ストレートに一発合格すれば、普通免許は60時限、オートマ限定免許は57時限で免許を取得できます。

	普通免許	AT限定免許
学科	26時限	26時限
技能	34時限以上	31時限以上

表の通り、オートマ限定免許の方がちょっとだけ早く取得できるわけです。

免許を取るならどっちがいい？

これは長らく答えが出ていない論争ですね。

警視庁が公表している運転免許統計によると、2010年あたりから普通免許よりもオートマ限定免許を取得する人の方が増えています。

近年の割合は、6対4くらいでオートマ限定免許を取得する人が多くなっています。

つまり、マニュアル車を運転できなくても、過半数以上の人が困らないと判断しているわけです。

なので、買い物に行くときや、お出かけするときくらいしか車に乗らないという方は、オートマ限定免許でもいいかもしれません。

販売されている車も90%以上がオートマ車ですし、レンタカーもオートマ車なので困りません。

反対に、将来スポーツカーに乗りたい方や、就職に備えておきたいという方は、普通免許がいいと思います。

物流系の仕事に就く場合や、会社の営業車がマニュアル車の場合に困ることがあります。

個人的には、悩むくらいなら普通免許を取っておいて損はないと思っています。費用も時間も少ししか差がありませんからね。

あとから限定解除もできる

もしオートマ限定免許を取ったあとに、「やっぱり普通免許が欲しい！」と思ったときでも、限定解除を行えば何の問題もありません。

限定解除とは、教習所で技能講習を4時間以上受けて、技能審査に合格すれば普通免許に変更できることです。

技能講習では、

• クラッチ操作
• ギア操作
• 発進と停止
• 縦列駐車
• バック駐車

などを習います。

かかる費用は6万円ほどです。（1回で合格できなければ、追加料金がかかります）

要は、少々時間とお金はかかりますが、あとからでも普通免許に変更できますよ！ってことです。

まとめ

オートマとミッションの違いは、ギアチェンジを自分でするかしないかです。どちらが良いとかはありません。

免許を取得するときは、自分が車を使う用途や将来乗りたい車を考えると判断しやすいと思います。

もし悩むようであれば、普通免許を取得することをおすすめします。

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