3ナンバーと5ナンバーの違いや意味
車の会話の中で、ちょいちょい「3ナンバー」や「5ナンバー」といった言葉が使われます。なので、どんな意味があるか知っていた方がいいです。
ここでは、3ナンバーと5ナンバーの違いをご紹介しているので、参考にしてくださいね。
3ナンバー、5ナンバーとは?
車の分類番号のことです。車のナンバーには、地域名と数字がいろいろ記されていますよね。
福岡 300
た 77-77
といった具合で。
この中で、地域名の後の数字が「3」だったら3ナンバー、「5」だったら5ナンバーといいます。
たったこれだけのことなんですが、適当に番号が割り振られているわけではありません。
3ナンバーと5ナンバーの違い
3ナンバーか5ナンバーかは、車の「サイズ」と「排気量」によって決まります。
- 3ナンバーは普通乗用車
- 5ナンバーは小型乗用車
に分類され、数字は「5」の方が大きいですが車としては5ナンバーの方が小さくなります。
では、5ナンバーになる条件を詳しく見ていきたいと思います。
5ナンバーの条件
5ナンバー車になる条件は以下の通りです。
- 全長:4.7m以内
- 全幅:1.7m以内
- 全高:2.0m以内
- 総排気量:2,000以内(ディーゼル車は制限なし)
この規格に収まる車が5ナンバーで、ヴィッツ、カローラ、シエンタなどの車種があります。一方、上記の条件を1つでも超える車は3ナンバーになります。
一昔前は、3ナンバーが高級車というイメージがありましたが、今はとくにそういったイメージは薄れつつあります。
税金に違いはあるの?
「3ナンバーと5ナンバーで税金が変わる」なんてことを言う人がいますが、これは間違いです。ナンバーで税金が決まるわけじゃありません。
おそらく3ナンバーの方が排気量が大きくなると思い、自動車税が高くなるイメージを持たれているのだと思います。ですが、全てに当てはまるわけではないんです。
たとえば、2,000cc以下で全長が4.7m以上ある車は3ナンバーになりますが、5ナンバー車と自動車税は同じです。
なので、同じ車種でナンバーが違っても一概にどちらが税金が高いとは言えません。
ただ、3ナンバーの方がサイズも排気量も大きくことが多いので、高くなりがちと覚えていたらいいと思います。サイズが大きくなれば車両重量も増えるので、重量税が上がる感じです。
自動車税は以下の表を参考にしてください。
排気量 | 自動車税 |
1,000cc以下 | 29,500円 |
1,000cc超〜1,500cc以下 | 34,500円 |
1,500cc超〜2,000cc以下 | 39,500円 |
2,000cc超〜2,500cc以下 | 45,000円 |
2,500cc超〜3,000cc以下 | 51,000円 |
3,000cc超〜3,500cc以下 | 58,000円 |
3,500cc超〜4,000cc以下 | 66,500円 |
4,000cc超〜4,500cc以下 | 76,500円 |
4,500cc超〜6,000cc以下 | 88,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 |
→自動車税は13年以上経過した古い車なら増税に。排気量別早見表
保険料に違いは?
税金と同じように、3ナンバーや5ナンバーだからといって保険料が変わることはありません。保険料は、車種、用途、年齢などを設定している保険会社によります。
車選びの基準にはならない
上記でお伝えしたように、ナンバーはあまり車選びの参考にはなりません。それよりも、維持費の安さを求めるなら、排気量や車両重量に注目した方がいいです。
また、以下の記事で車の選び方をご紹介しているのでよければそちらも参考にしてみてください。
まとめ
3ナンバーと5ナンバーの違いは、車の大きさと排気量で決まります。それぞれ基準がありますが、基本的に大きな車が3ナンバーと覚えていたらいいと思います。
また、税金や保険料も一概にどちらが高いとは言えません。