自動車税は13年以上経過した古い車なら増税に。排気量別早見表
2018/05/16
今の車が気に入っているとはいえ、長く乗るのも考えものです。
13年以上経っている車は、環境に悪いという理由から税金の負担が大きくなります。普通自動車も軽自動車も全ての自動車が対象です。
しかも、2015年からは自動車税の割り増しが10%から15%に引き上げられています。つらいですねー。
ここでは、排気量別に13年以上経過した古い車の自動車税をご紹介しているので、参考にしてくださいね。
13年以上経過した自動車税の早見表(平成30年現在)
以下の表は、4月1日時点で自家用乗用車に課せられる自動車税です。軽自動車税の割り増しを知りたい方は読み飛ばしてください。
排気量 | 13年未満 | 13年以上 | 割り増し税額 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 33,900円 | 4,400円 |
1,000cc超〜1,500cc以下 | 34,500円 | 39,600円 | 5,100円 |
1,500cc超〜2,000cc以下 | 39,500円 | 45,400円 | 5,900円 |
2,000cc超〜2,500cc以下 | 45,000円 | 51,700円 | 6,700円 |
2,500cc超〜3,000cc以下 | 51,000円 | 58,600円 | 7,600円 |
3,000cc超〜3,500cc以下 | 58,000円 | 66,700円 | 8,700円 |
3,500cc超〜4,000cc以下 | 66,500円 | 76,400円 | 9,900円 |
4,000cc超〜4,500cc以下 | 76,500円 | 87,900円 | 11,400円 |
4,500cc超〜6,000cc以下 | 88,000円 | 101,200円 | 13,200円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 127,600円 | 16,600円 |
毎年割り増しされた税金が来ると思ったら、古い車の維持は大変です…。
また、ディーゼル車の場合は10年以上で割り増しになるので、維持がさらにきつくなります。
ただし、以下の該当する自動車は税金の負担は大きくなりません。
- 電気自動車
- 天然ガス自動車
- メタノール自動車
- ガソリンハイブリッド自動車
- 一般乗合バス
- 被けん引車
13年以上経過した軽自動車税の早見表(平成30年現在)
軽自動車の場合も、13年以上経過すると税金の負担が大きくなります。また、2015年4月から税制改正によって増税されました。
以下は自家用軽自動車の軽自動車税です。
初度登録年月 | 13年未満 | 13年以上 | 割り増し税額 |
平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 | 5,700円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 | 2,100円 |
CHECK
初度登録年月とは、運輸支局や軽自動車検査協会に初めて車を登録した年月のこと!
経過期間を正しく知る
「いつから13年なの?」と迷われる方もいると思います。
13年以上経過した車を正しく判断するには、車検証の「初度登録年月」を見たらわかります。
間違えてはいけないのが、年式や車を購入して13年以上ではなく、新車登録がされてから13年以上が正確な期間です。
どういうことかというと、中古車を購入した場合、あなたが乗るのが1年目でも新車登録が5年前ならその車は5年経過した車ということです。
要は、前のオーナーが使用していた時期も含むわけです。
新車を購入した場合はわかりやすいですが、中古車を購入した場合に勘違いしてしまうことがあります。
「車の年齢が13歳になったら」と覚えておくといいですよ。
上がるのは自動車税だけじゃない!重量税も上がります!
実は、13年以上経過して税金が上がるのは自動車税だけじゃありません。自動車重量税も上がります。
さらに、重量税は13年経過したタイミングと、18年経過したタイミングでそれぞれ税金が上がります。
自動車重量税とは?
自動車重量税とは、車の重さによって課せられる税金のことです。車両重量が0.5トン毎に税金が増加します。
新車登録をする際と、2年に1回の車検を受けるタイミングで支払います。正直なところ、私は訳がわからない税金と思っています。
自動車重量税一覧(平成30年現在)
エコカー以外の2年間の自家用乗用車の重量税は以下のようになっています。
車両重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
軽自動車 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
〜500kg以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
〜1,000kg以下 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
〜1,500kg以下 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
〜2,000kg以下 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
〜2,500kg以下 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
〜3,000kg以下 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
重量税は、18年経過すると通常の税金が約1.5倍になります。
日本車は性能が良いので、しっかりメンテナンスしたら15年、20年ぐらいなら余裕で持つのに、なんとも言えない気持ちになりますね。
「古い車はやめて早く新車を購入しろ」というメッセージを感じます。
エコカーは自動車重量税の免税・減税あり
国土交通省が定めたエコカー減税対象車の重量税は、本則税率が適用されるので13年以上経過しても変わりません。
エコカー対象車(自家用)の2年間の重量税は以下のようになっています。
重量税 | エコカー (本則税率) |
軽自動車 | 5,000円 |
〜500kg以下 | 5,000円 |
〜1,000kg以下 | 10,000円 |
〜1,500kg以下 | 15,000円 |
〜2,000kg以下 | 20,000円 |
〜2,500kg以下 | 25,000円 |
〜3,000kg以下 | 30,000円 |
まとめ
ガソリン車は、新車登録から13年経過すると自動車税が上がります。ディーゼル車は10年です。
さらに、自動車重量税も13年経過、18年経過のタイミングで上がります。
狙いは地球のため、環境のためとはわかりますが、消費者としてはツライところですよね。
税金が上がるタイミングで、車の買い替えを検討しても悪くないと思います。