軽自動車に買い替えるときのメリット。維持費や税金を比較
2016/07/26
普通車から軽自動車、軽自動車から普通車に乗り換えた経験を元に、軽自動車の魅力をまとめました。
ここでは、普通車から軽自動車に買い替えるときのメリットをご紹介しているので、参考にしてくださいね。
軽自動車に買い替えたときのメリット【お金編】
自動車税が安くなる
軽自動車に買い替える最大のメリットは、出費を抑えられることだと思います。ほとんどコレじゃないですかね。
まず自動車税ですが、今普通車にお乗りなら排気量が1番低い車でも毎年29,500円支払っているはずです。それが軽自動車なら10,800円で収まります。
29,500円 ー 10,800円 = 18,700
最低でも、毎年約2万円も抑えられるは大きいですよね。5年乗れば10万なので、4人家族でも九州に温泉旅行ぐらいなら行けそうです。
軽自動車に買い替えたときの自動車税
排気量別に、軽自動車に買い替えたときの自動車税を比較してみました。
排気量 | 自動車税 | 軽自動車税 | 軽自動車との差額 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 10,800円 | 18,700円 |
1,000cc超〜15000cc以下 | 34,500円 | 23,700円 | |
1,500cc超〜2,000cc以下 | 39,500円 | 28,700円 | |
2,000cc超〜2,500cc以下 | 45,000円 | 34,200円 | |
2,500cc超〜3,000cc以下 | 51,000円 | 40,200円 | |
3,000cc超〜3,500cc以下 | 58,000円 | 47,200円 | |
3,500cc超〜4,000cc以下 | 66,500円 | 55,700円 | |
4,000cc超〜4,500cc以下 | 76,500円 | 65,700円 | |
4,500cc超〜6,000cc以下 | 88,000円 | 77,200円 | |
6,000cc超 | 111,000円 | 100,200円 |
最大で10万円も抑えられるので、これだけでも軽自動車に買い替える恩恵は大きいと思います。
保険料が安くなる
車に乗る方なら、おそらく任意保険に加入していると思います。軽自動車ならその保険料が安くなります。
年齢やどの保険に加入するかによって差はありますが、年間保険料が数千〜数万円ほど安くなる場合が多いです。
ただし、自賠責保険(必ず入らなければいけない保険)は
- 普通車が27,840円(24ヶ月)
- 軽自動車が26,370円(24ヶ月)
と、ほとんど変わりはありません。安くなるのは任意保険です。
車検が安くなる
車検は、ディーラー車検、整備工場の車検、カー用品店の車検、ガソリンスタンド車検などがあります。
地域によって値段にバラつきはありますが、軽自動車の車検代は何も故障が無ければ5〜8万円程度で済みます。
普通車の車検代は、8〜13万円ほどかかります。あくまで相場価格ですが、3万円以上も車検代に差が出てきます。
重量税の差額
車検を受けるときは、「重量税」も一緒に収めています。軽自動車と普通車の違いをまとめたのでご覧ください。
車両重量 | 重量税 | 軽自動車との差額 |
軽自動車 | 6,600円 | |
〜500kg以下 | 8,200円 | 1,600円 |
〜1,000kg以下 | 16,400円 | 9,800円 |
〜1,500kg以下 | 24,600円 | 18,000円 |
〜2,000kg以下 | 32,800円 | 26,200円 |
〜2,500kg以下 | 41,000円 | 34,400円 |
〜3,000kg以下 | 49,200円 | 42,600円 |
重量税は2年に1回収めますが、ここでも数千〜数万円の差があります。
ちなみに、重量税や自動車税は13年を超えるとグンと跳ね上がるため、さらに出費が大きくなります。
→自動車税は13年以上経過した古い車なら増税に。排気量別早見表
タイヤ・バッテリーが安い
維持費の中でバカにできないのが「タイヤ」と「バッテリー」です。どちらも消耗品なので、数年乗っていたら交換する日がいつか来ます。
そんなときに、軽自動車ならパーツ代が安いので助かります。
軽自動車の場合、4本セットの国産メーカーのタイヤが15,000円程度で販売されています。これはかなり安いです。
私は3,000ccクラスの車に乗っていたとき、1本2万円ほどしたので、計4本で8万円ほどかかったのを覚えています。
バッテリーも軽自動車なら3,000円ほどで済み、普通車なら1万円ほどかかります。自分で交換できないなら工賃まで取られるので、結構な出費になります。
軽自動車なら、こういった維持費も抑えられるメリットがあります。
高速道路の料金が安い
軽自動車は、普通車の約2割引きの料金で高速道路を利用することができます。お出かけするときに嬉しいと思います。
軽自動車に買い替えたときのメリット【日常編】
ここからは金銭面ではなく、実際に軽自動車に乗っていて便利だと感じたことです。
小回りがきく
狭い場所でもくるりんぱ!です。細い道を走るときやUターンしたいときに、軽自動車は身軽なので不自由しません。
ちょこ乗りに最適
- ちょっとコンビニに行きたい!
- ちょっとスーパーに買い物に行きたい!
といったときに、軽自動車は楽な感じがします。実際は、普通車だろうと軽自動車だろうと運転するのには変わりませんが、軽いせいかなぜか楽な感じがします。
駐車場で得をする
「普通車だとキツイなぁ」と思う場所でも、軽自動車なら構わずすんなり停めることができます。
また、軽自動車専用駐車場もあるので、混雑しているときなんかは助かります。
燃費が良い
軽自動車の燃費ランキングでもご紹介していますが、トップクラスになるとリッター37.0kmも走ります。
どこへでもお出かけできそうですよね。最近の軽自動車は車内も広いので、長距離の運転も苦にならないと思います。
洗車がラク
小さいですからね。
実印や印鑑証明書が要らない
車を購入する際に、実印や印鑑証明書を準備する必要がありません。一手間省けます。
売却するときに高値がつきやすい
軽自動車は、燃費が良く維持費が安いこともあり、中古車市場において人気があります。新車販売台数も依然として好調な成績を残しています。
つまり、たくさんの人に需要があるわけです。
需要がある車は売るときに高値がつきやすい傾向にあるため、売却の際もメリットがあります。
軽自動車に買い替えるときの注意点
普通車から軽自動車にするとき、2つ注意点があります。
乗車可能人数が4人になること
軽自動車は、乗車定員が4名と法律で決まっています。
たとえば、あなたと奥さん、ご両親2人、お子さん、といった乗り方はできないので注意してください。
ただし、12歳未満の子どもは3人で大人2名と計算されるので、あなたと奥さん、12歳未満の子ども3人の場合は、実質5人乗れます。
あなたと奥さん、ご両親2人、12歳未満の子ども1人はアウトですのでお間違いなく。
荷物の収納スペースが小さくなること
普通車と比べるとトランクが小さくなるので、収納スペースが小さくなります。車によく荷物を積まれる方は注意してください。
まとめ
普通車から軽自動車に買い替えたきのメリットは様々ですが、1番は維持費が安くなることだと思います。
税金、車検代、保険料なども合わせて、年間で数万円の節約ができます。
軽自動車に買い替えるときは、今の車を買取専門店に売却するのがおすすめです。一括査定サイトを利用し、複数の業者に見積もりを取ってもらうと高く売れやすいですよ。