メーターに黄色いランプが!エンジン警告灯の意味や対処法
メーターに見慣れない黄色いランプが点灯して焦っていませんか?
それは「エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)」と呼ばれる、何らかの異常を教えてくれるランプかもしれません。
普通に乗っていたら滅多に点灯する警告灯じゃないので、そのまま放置すると危険です。
ここでは、エンジン警告灯の意味や点灯したときの対処法をご紹介しているので、不安な方は参考にしてくださいね。
エンジン警告灯とは?
簡単に言うと、エンジン警告灯とは「走るのに問題が起きたかもしれませーん!」というシグナルです。
エンジンはただの動力ではなく、以下のような様々なデータを計測するセンサーが付いています。
- 排気ガスの酸素の濃度を測るセンサー
- エンジンが吸い込む空気の量を測るセンサー
- エンジン内のパーツの位置を測るセンサー
- アクセルの開度を検出するセンサー
これ以外にも、数え切れないほどのセンサーがあります。
つまりエンジンは、脳であり、心臓でもあるわけです。常に、車が正常に走行できているかをチェックしてくれています。
エンジン警告灯は、これらのセンサーに異常が出たことをドライバーに伝えるためのランプです。
エンジン警告灯が付いたらどうしたらいいの?
「エンジントラブルなんて大丈夫なの?」
と不安になるかもしれませんが、焦らないで冷静に対処してください。
エンジン警告灯が点いても、一応そのまま運転することはできます。すぐさまエンジンを切ったり、レッカー車を呼ばなくてもいいってことです。
ですが、トラブルが起きているのは間違いありません。なので、まだ動くうちに速やかにディーラーや整備工場に連絡して持って行ってください。
走行できるからといって放置するのは危険です!
赤いランプは危険!
今すぐにでも運転を止めなければいけないのが「赤いランプの警告灯」です。オイルが垂れているようなマークで「油圧警告灯」といいます。
もし赤いランプが点灯した場合は、黄色いランプよりも危険なサインです。覚えておいてくださいね。
エンジン警告灯は稀に消えることがある
場合によっては、点灯していたはずのエンジン警告灯が消えることもあります。もしかしたらトラブルが解消されたのかもしれませんが、素人判断では難しいです。
なので、今後起こるかもしれないトラブルを回避するためにも、一度メンテナンスしてもらうことをおすすめします。走行中に故障したら一大事ですからね。
また、エンジン警告灯が消えてもコンピューターが点灯したことを記録しているので、メーカー側は把握することができます。
エンジン警告灯が点く原因
エンジンにはたくさんのセンサーがあるとお伝えしましたよね。なので、センサーの数の分だけトラブルが起こる可能性があると思ってください。
今回は、その中でも最も故障の原因になることが多い「O2センサー」について触れていきたいと思います。
O2センサーとは?
O2センサーは、排気ガスの中の酸素濃度を測る装置です。燃費を抑えて走行するための重要な役割をこなしています。
ですが、消耗品なので時間の経過とともに劣化していき、いずれ故障に繋がっていきます。
O2センサーが故障したときの症状
症状の出方は様々あり、
- マフラーのすす(黒い粉)が多くなる
- アイドリングの調子が悪くなる
- 燃費が悪くなる
- エンジンがかかりにくくなる
といったことが見られます。
O2センサーの修理費用は?
メーカーや車種によって修理費用は違いますが、部品代だけでも3万円ほどかかることが多いです。
それに加えて工賃もかかりますので、結構な値段が取られます。総額5〜10万円くらいはかかると思っていた方がいいかもしれません。
修理にかかる作業時間の目安は、2時間ほどです。
車種によってO2センサーの個数が違うので、個数分の部品代がかかります。
O2センサーの数が多いBMWなんかは、全て交換で修理費用が15万円かかったという話もあります。
まとめ
メーターに点灯している四角い黄色のランプは、「エンジン警告灯」のマークです。
エンジン警告灯が点灯しても走行することはできますが、何らかのトラブルが起きていると考えられます。
そのまま放置して走行するのは危険なので、一度近くのディーラーや整備工場で見てもらうことをおすすめします。