車のブレーキから異音がする原因と対処法
2016/11/18
ブレーキを踏んだら「シャリシャリシャリ」や「キィー」というような高音がなっていませんか?
今まで聞いたことがない「異音」が鳴ると不安になりますね。
ここでは、車のブレーキから異音がする原因と対処法をご紹介しているので、参考にしてくださいね。
車のブレーキから異音がなる原因
ブレーキをかけるときに変な音がなるのは故障ではありません。おそらく、ブレーキパッドのすり減りが原因でなる音と考えられます。
ブレーキパットとは?
まずは「ブレーキ」の構造について簡単に触れていきたいと思います。
今の車は、車輪と一緒に回転している金属の円盤(ディスクローター)を挟み込んで制動する「ディスクブレーキ」を採用しています。
このとき、回転している円盤を「挟み込むパーツのこと」をブレーキパッドをいいます。
走っている車を止めるには、このブレーキパッドが働くことでブレーキがかかるわけです。
CHECK
ディスクブレーキは、主に前輪に採用されているのですが、高級車やスポーツカーなどは前後ともにディスクブレーキが採用されることが多い。
なんでブレーキパッドから変な音がするの?
ブレーキパッドは消耗品です。時速60kmなどで走っている車を止めないといけないので、ブレーキを踏むたびに摩擦ですり減っていきます。
でも、どれぐらいすり減っているかわかりづらいです。毎回、目視してチェックする人は少ないと思いますし。
なので、ある程度ブレーキパッドがすり減ったら音が鳴るようになっています。簡単にいうと、そろそろブレーキパッドの交換が必要ですよー!というサインです。
新品のブレーキパッドは10mmほどありますが、5mm以下は注意、2mm以下は危険とされています。
キーキー音がする際は、2mm程度のときです。つまり、危険な状態です。通常は4mmぐらいになったら交換が推奨されています。
音が鳴るブレーキパッドをそのまま放置していたらどうなる?
最終的にはブレーキがきかなくなります。なので、危険です。
また、すり減りすぎると硬い部分がディスクローター(金属の円盤部分)とぶつかってしまい、ディスクローターまで痛めてしまいます。
ここまでいってしまったら、キーキー音ではなく「ゴゴゴゴゴゴ」といった音になります。
この場合は、ブレーキパッドとディスクローターの交換になるので、修理費用が多くかかってしまいます。
ブレーキは生命線といっても過言じゃないので、ぺったんこになりたくないなら放置せずしっかりメンテナンスしてください。
ブレーキパッドの交換費用
整備工場やカーショップでブレーキパッドを交換するときの料金の目安をご紹介しますね。以下のようになっています。
交換箇所 | 修理代金目安 | ||
軽自動車 | 普通車 | 輸入車 | |
ブレーキパッドの交換 (2ヶ所) |
13,000円 | 16,000円 | 22,000円 |
ブレーキパッドの当たり調整 | 6,000円 | 7,000円 | 9,000円 |
パッド交換+ディスクローターの研磨 | 20,000円 | 22,000円 | 26,000円 |
パッド交換+ディスクローターの交換 | 30,000円 | 35,000円 | 35,000円 |
車種やメーカー、どこに修理を依頼するかによって料金は変わりますが、およそ2万円ほどかかります。
修理にかかる作業時間は、30〜60分ほどで引き受けている業者が多いようです。
ブレーキパッドの交換目安
あくまで目安ですが、
- 普通車は3〜4万kmほど
- 軽自動車4〜5kmほど
走行したらブレーキパッドが5mm以上消耗するので交換することが推奨されています。
ただし、運転の仕方によって左右されるため、ブレーキをよく踏む運転をされる方は早まることも十分あります。
とはいえ、普通は車検のときの交換することが多いです。
まとめ
ブレーキを踏んだときにキーキー鳴る異音は、ブレーキパッドがすり減ったときに鳴る音の可能性が高いです。
この音は交換のサインですので、すぐに交換することをおすすめします。また、ゴーゴー鳴る音は、ディスクローターが削れている可能性が高いので、すぐ整備工場で見てもらってください。