車のエンジンオイルが早く減る2つの原因と対処法
2018/05/13
エンジンオイルが異常に早く減って、焦っていますよね?
それは故障の可能性が非常に高いです。そのまま放っておいたら大変です。エンジンが焼き付いて、使い物にならなくなります。
ここでは、エンジンオイルが早く減る原因と対処法をご紹介しているので参考にしてください。
エンジンオイルが早く減る原因
エンジンオイルは、基本的にエンジン内を循環するものなので減ることはありません。
それなのに早く減るということは、エンジンオイルが燃えているか、漏れているかのどちらかの可能性が高いです。
それぞれ詳しく解説しますね。
エンジンオイルが燃えている場合
通常、エンジンオイルは燃えないようになっています。
ですが、パーツの劣化などが原因で、本来入ってはならない場所(燃焼室)にエンジンオイルが入ってしまうことがあります。
「オイル上がり」「オイル下がり」なんて呼ぶのですが、この症状になると燃料と一緒に燃えてしまいます。
そうすると、通常よりも早くエンジンオイルが減ります。
エンジンオイルが漏れている場合
停車していた場所に、オイルの跡はありますか?もし跡があるなら、下からエンジンオイルが漏れています。
この場合は、オイルパンが傷んでいると考えられます。
オイルパンとは、エンジンの下あたりに取り付けられているカバーのことで、オイルが漏れないようにするためのものです。
しかし、経年劣化によって隙間を埋めるゴムパーツ(パッキン、ガスケット)が悪くなると、オイルパンからエンジンオイルが漏れることがあります。
もう一つの原因としては、車の底の部分を擦ってしまい、オイルパン自体が損傷して漏れることがあります。
エンジンオイルが早く減るときの対策
できることは1つです。
素直に、ディーラーか整備工場で見てもらってください。放置は絶対なしです。
今少しずつしか減っていなくても、ある日一気に減る可能性もあります。
また、「エンジンオイルを継ぎ足しながら乗る」という荒技は考えない方がいいです。私はおすすめしません。
いつ減っているかわからないですし、少しでもエンジンオイルが減った状態でエンジンを動かすのは良くないんです。
エンジンオイルは熱を冷やす役割もあるのに、少なくなると熱がこもってしまい、最終的にはエンジンが焼き付いてしまいます。最悪、火が上がる恐れもあります。
エンジンオイル漏れの修理内容
オイル漏れで不安なところ申し上げにくいですが、修理代は覚悟しておいてください。
エンジン周りの故障は、本当に高いです。10万円、20万円はザラです。
修理内容は、
- ゴムパーツの交換
- オーバーホール
- オイルパンの交換
などです。
修理費用は、車種やエンジンによって違うので一概には言えませんが、一応目安を伝えておきます。
この中で、ゴムパーツの交換で済む修理が1番安く済みます。それでも5〜10万円はかかります。
オーバーホールになると、30〜50万円が目安です。オイルパンの交換になると50万円以上かかってしまいます。
なぜこんなに修理費用が高いかというと、エンジンは脱着が難しいので工賃がめちゃくちゃかかるからです。
もし修理してもらうときは、いきなり修理をしてもらうのではなく、ちゃんと話しを聞いて見積もりを取るようにしてくださいね。
最悪、買い替えの覚悟も必要
修理費用をお伝えしたように、エンジン周りのトラブルは修理費用がかなり高額です。
しかも、擦りキズとは違って放置できないので、必ずかかる費用です。
あなたは今乗っている車に、例えば30万円の修理費用をかけられますか?こんなに修理費用がかかるなら、次の車に使いたくもなりますよね。
なので、最悪買い替えも検討しなくてはなりません。
私は夜中に峠を走っていたら大きな石に気づかず、底に当たってしまい、オイルパンを損傷してしまったことがあります。
それからオイル漏れするようになったので次の日ディーラーに持って行ったら、オイルパンの交換が必要と言われました。そのときの費用がなんと60万円です。
一瞬なんのことか訳が分からず、受け入れるまでに時間がかかったのを覚えています。ついさっきまで普通に乗れていたんですからそりゃ焦りますよ。
結局、気に入っていた車でしたが、さすがに60万円はきつかったので買い替えました。
こんな感じで、本当にお金をかけて修理をした方がいいのか、次の車に買い替えた方がいいのか、しっかり考えてくださいね。
まとめ
エンジンオイルが早く減る原因は、
- エンジンオイルが燃えてしまっているか
- オイルパンから漏れているか
のどちらかです。
どちらにせよ、修理費用はかなり高額です。
余程、思い入れがある車じゃない限り、新しい車に買い替えた方がいいんじゃないかと個人的には思います。