車の買い替え時期やタイミングを7つのパターンから考察!
2016/07/01
車を買い替えるタイミングって悩みますよね。
私も買い替えを検討し始めたら1、2ヶ月ぐらい悩むことがあります。大きな買い物だから仕方ないんですけどね。
ただ、車を手放す時期によって余計な出費を抑えることもできるので、買い替える時期はしっかり考えておいた方がいいと思います。
ここでは、車の買い替え時期・タイミングを7パターンご紹介しているので、参考にしてくださいね。
自動車税が来る前の時期に買い替える
毎年、4月1日になったら車の所有者には「自動車税」が課せられます。5月頃に来ていますよね?
自動車税の出費はデカイので、せっかくなら税金が課せられる前に買い替えた方がお得です。新車の購入費用にもまわせますし。
たまに、「自動車税は戻ってくるんでしょ?」と思っている方もいますが、自動車税は廃車にしないと還付されません。
なので、売り方によっては戻ってこない場合もあります。(軽自動車税はそもそも還付されません)
3月に買い替えるときは注意が必要
この時期に車を売却したからといって安心してはいけません。
車を売却しても名義変更などの手続きが済んでいない場合、4月をまたいでしまうことがあります。
そうすると、新車と売却した車の「両方の自動車税」があなたのところに来ることがあります。
なので、3月末に売却するのは避け、できれば3月頭まで、余裕を持って2月までには売却を済ませておきたいところです。
もし、3月に買い替えるときは、ディーラーや買取店の担当者さんに名義変更がいつになるかしっかり確認するようにしてください。
高く売れやすい時期に買い替える
車の需要が最も高まるのは、
- 新生活に備えて新しく車を購入する人
- 自動車税が課せられ前に売却する人
- 年度末決算フェアを狙って買い替える人
などが多い1〜3月の時期です。
この時期は中古車市場が賑わうので、1年の中でも平均よりやや高く売れる傾向にあります。
同時に、新車、中古車の方も値引きされやすい時期でもあるので、絶好のタイミングかもしれません。
なので、年明け早々に車を買い替えるのも悪くないと思います。
車検が近いタイミングで買い替える
車検に入れたら、もう2年は乗らないともったいないです。
車検は、点検・整備費用や重量税、自賠責保険、代行費用など、もろもろの費用を2年分支払っています。
それなのに、売却するときに車検が残っていても査定額に大きな影響はありません。普通車だったら10万円以上もお金がかかるのにです。
つまり、車検が残っている車を売るのはメリットが無いわけです。
なので、車検が切れるのが近いのであれば、その時期に合わせて買い替えを検討するのも1つです。
おせっかいなアドバイス
1つ個人的なアドバイスですが、買い替えたい気持ちがあるときに、もう2年乗るのは結構ツライですよ。
我慢するつもりでも、「あー、やっぱり買い替えておけば良かったかなぁ」みたいなことを何度も考えてしまいます。笑
そうやって新しい車が気になり、車検が1年近く残っているのに結局買い替える人は多くいらっしゃいます。
念のため伝えておきますが、車検が11月くらいだとしても、わざわざ車検に入れて年度末に買い替えるなどは、しないでいいですからね。
車検代の方が高くつくので、結果的に損をします。
自動車税が上がるタイミングで買い替える
新車の登録から13年以上経過すると、自動車税がグッと上がります。
同じ車に乗っていても出費が増えるので、このタイミングで買い替える人も多いです。
以下に、自動車税の割り増し分を載せておきます。
普通車の自動車税
排気量 | 13年未満 | 13年以上 | 割り増し税額 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 33,900円 | 4,400円 |
1,000cc超〜15000cc以下 | 34,500円 | 39,600円 | 5,100円 |
1,500cc超〜2,000cc以下 | 39,500円 | 45,400円 | 5,900円 |
2,000cc超〜2,500cc以下 | 45,000円 | 51,700円 | 6,700円 |
2,500cc超〜3,000cc以下 | 51,000円 | 58,600円 | 7,600円 |
3,000cc超〜3,500cc以下 | 58,000円 | 66,700円 | 8,700円 |
3,500cc超〜4,000cc以下 | 66,500円 | 76,400円 | 9,900円 |
4,000cc超〜4,500cc以下 | 76,500円 | 87,900円 | 11,400円 |
4,500cc超〜6,000cc以下 | 88,000円 | 101,200円 | 13,200円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 127,600円 | 16,600円 |
軽自動車の軽自動車税
初度登録年月 | 13年未満 | 13年以上 | 割り増し税額 |
平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 | 5,700円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 | 2,100円 |
自動車税については、以前「自動車税は13年以上経過した古い車なら増税に。排気量別早見表」の記事でも詳しく解説していますので、よければ参考にしてみてください。
おせっかいなアドバイス【Part2】
車にかかってくる税金ですが、13年以上経過すると自動車税だけじゃなく、重量税も上がります。
重量税は、先ほどお伝えしたように車検を受けるタイミングで納める税金のことです。
これぐらい古い車になると維持が大変になってくるので、いろいろ見据えて買い替えを検討することをおすすめします。
ちなみに、平均7年くらいで次の車に乗り換える人が多いといわれています。
走行距離が10万kmを超える前のタイミングで買い替える
「走行距離10万km」というのは1つの区切りです。
今の車は、ちゃんとメンテナンスすれば15万km、20万kmと走れるのですが、中古車としての価値はほとんど無くなってしまいます。
極端に人気が落ちるので、なかなか買い手が見つからないんです。それなりにガタも来ますし。
10万km越えの車をディーラーに下取りに出した場合、査定額が0円になることは珍しくありません。
買取専門店だと数万〜数十万になればいい方です。
なので、走行距離がまだ10万kmに達していないのであれば、買い替えを検討してもいいと思います。
だいたい、走行距離が5、6万kmで買い替えを選ぶ人が多いですよ。
購入から5年経ったタイミング
これは新車で車を購入したときの場合です。
理由は2つあり、
- 車の価値は、6年経つとガクッと落ちるといわれているから
- モデルチェンジが発表される頃だから
です。
日本車は、4〜6年の周期でモデルチェンジが行われています。モデルチェンジすれば、現行車は1つ古い型になるので買取価格が低くなるのは避けられません。
また、順当にいけば購入から5年目は、2回目の車検を受ける時期になるはずですので、このタイミングで買い替えるのもありです。
家族構成が変わる時期に買い替える
おめでたい話です。家族が1人増えるタイミングや、結婚するタイミングで車を買い替えるのも1つの選択肢です。
心機一転、新しいライフスタイルを送るのも悪くないと思います。
子どもが産まれるなら、チャイルドシートのことも視野に入れなければいけません。狭い車だと、やっぱりちょっと不便です。
普通車からワンボックスカー、軽自動車からワゴン車など、広い空間は車内を豊かにしてくれます。
まとめ
あなたにとって、ベストなタイミングは見つかったでしょうか?
上記のことを簡潔にまとめておきます。
- 4月1日に自動車税が来る前の時期に買い替える
- 1〜3月の高く売れやすい時期に買い替える
- 車検が近いタイミングで買い替える
- 自動車税が上がるタイミング(13年以上)で買い替える
- 走行距離が10万kmを超える前のタイミングで買い替える
- 新車購入から5年経ったタイミングで買い替える
- 家族構成が変わる時期に買い替える
車は高い買い物ですが、新しい車のことを考えるとワクワクしますよね。
乗っている車によって様々な都合があると思うので、しっかり考えて買い替えを検討してみてください。
最後におせっかいなアドバイスですが、車を売却するときは、複数の買取店から見積りが取れる一括査定を利用した方が高く売れやすいですよ。