ドライバーは気をつけて!車の運転中に脱水症状が起こる原因と対策
お盆やゴールデンウィーク、夏休みなど、長時間車に乗ってお出かけするときがあると思います。
このとき、車の運転中に気をつけないといけないのは事故だけじゃありません。「脱水症状」にも気をつけないといけないんです。
軽視されがちな病気ですが、めちゃくちゃ恐ろしい病気です。運転する人も同乗する人も知っていた方がいいと思います。
そこで今回は、車の運転中に脱水症状になる原因と対策をご紹介しているので、参考にしてくださいね。
脱水症状とは?
私たちの体には、血液やリンパ液など多くの水分があります。脱水症状とは、これらの水分量が不足した状態のことをいいます。
脱水症状になると、
- めまい
- 吐き気
- 集中力低下
- 発熱
といった体調不良を引き起こすことがあります。
真夏の炎天下にさらされたときだけ注意されがちですが、気づかないだけで運転中も脱水症状になっていることがあるんです。
これがハンドルを握っていると考えたら恐ろしいですよね。では、なぜ車内なのに脱水症状になるのか見ていきたいと思います。
なぜ車の運転中に脱水症状になるの?
1番の理由は、車内が快適すぎるからです。暑けりゃエアコンを効かせて快適に走らせますよね。
そのせいで、水分を摂らずに運転してしまいがちなります。これが車内でも脱水症状を招く原因なんです。
車内で大量に汗をかかなくても、シートと密着しているだけで熱がこもり汗をかいています。窓から入ってくる日差しも、実は体温が上昇して汗をかいています。
あなたが気づいていないだけで体の水分は失われ、本当は「かくれ脱水」になっていることがあるんです。
同じ体勢も危険
脱水症状とは別ですが、同じ体勢で居続けることも危険です。
ずっと座った体勢が続くと足の血流が悪くなり、血栓(血液のかたまり)ができることがあります。
その状態で動き始めると、血栓が肺に詰まって呼吸困難になったり、胸に痛みが出ることがあるんです。
通称「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、飛行機を利用したときに起こる症状ですが、姿勢が似ている車でも引き起こすことがあります。
これを防ぐには、1時間に1回車を降りて休憩をはさんだり、少しでも動かしたりするのが効果的です。
車の運転中の脱水症状対策
脱水症状に話を戻しますね。運転中の脱水症状対策は簡単です。
とにかく給水すること!
シンプルにこれに尽きます。目安としては、1時間に100〜200ml程度の水分を補給したらいいといわれています。
500mlのペットボトルの半分以下でいいので、決して無理に飲むペースじゃないと思います。
ただし、コーヒー、紅茶、緑茶などは、利尿作用が働く「カフェイン」が豊富なので、なるべく避けた方がいいです。
せっかく摂った水分が、おしっこで出ていってしまいますからね。コーヒーはドライブと相性が良く感じますが、なるべく違う水分を補給することをおすすめします。
ベストはスポーツドリンク
運転中に飲むものとして無難なのは水ですが、1番良いのはスポーツ飲料水です。アクエリアスやポカリスエットなどが有名ですね。
ミネラル、塩分(ナトリウム)、糖分、アミノ酸などがバランス良く配合されていて、水分補給が目的のドリンクなので体には優しいです。
ポカリスエットに関しては、大塚製薬が「飲む点滴」として開発するなど、水分補給にはもってこいの商品です。
まとめ
車の運転中に脱水症状になる原因は、車が快適すぎて水分補給を怠ることです。
知らず知らずかくれ脱水になることもあるので、こまめに水分補給をして快適なドライブを楽しんでくださいね。