1000ccと1300ccはどっちがいい?走りの違いを解説
2018/10/01
ヴィッツやパッソなどの車種には1,000ccと1,300ccがあるので、どっちを選んだらいいか迷っていませんか?
私は両方とも乗ったことがあるので、
- 走りにどんな違いがあるのか
- 2台の差は何なのか
が分かっています。
それを踏まえて、今回は1,000ccと1,300ccのどっちを選んだらいいのかについてご紹介していきたいと思います。
個人的な意見になりますが、これからどちらかの購入を考えている方は参考にしてみてください。
1,000ccと1,300ccはどっちを選んだ方がいい?
2台とも乗ってみた私の経験からすると、1,300ccの方がいいです。もしまた購入する機会があるなら1,000ccは選びません。
理由は、1,300ccの方が「走りが良い」からです。たった300ccの差と思うかもしれませんが、全然違います。
具体的に何の走りが良いかというと、
- 加速力(パワー)
- エンジン音
です。
1,300ccは加速力がある
片側2車線の道路で遅い車を追い越したいときや合流地点に入るときに、強めにアクセルを踏んで加速しますよね?
そのときに1,300ccだとじゅうぶん加速してくれます。それに対し、1,000ccはアクセルを踏んでいるのにスピードがいまいち伸びないので、スピードに乗るまでがかなり遅いです。
感覚としては軽自動車に乗っているみたいです。
なので、追い越しや合流がスムーズにできるのは1,300ccです。上り坂を走るときも同じで、1,000ccのパワー不足感は否めません。
これは高速とか関係なく、街乗りでもよくあるシチュエーションの話です。
1,000ccはエンジンがうるさい
「ヴィーーーン!!」
というエンジン音がうるさいのは1,000ccです。
1,000ccはパワーが小さいので、加速するときにどうしてもエンジンの回転数が高くなります。高速で80kmをキープするときもそうです。
これは、走行するときのストレスの原因です。
やっぱり車内は静かに越したことないですよね?少しでも車内が静かな方がいいなら1,300ccになります。
「1,000ccは高速がきつい」
よくいわれることですね。
「きつい」が何を指しているかというと、先ほど挙げた
- 加速力不足から追い越しや合流がスムーズにできないこと
- エンジン音がずーっとうるさいこと
の2つです。
高速を長時間運転して疲れに差が出るのはこのせいで、運転していて楽じゃないんです。
しかも、1,000ccだと常にエンジンが高回転なので燃費も悪化しがちです。1,300ccはエンジンに余力があるので燃費が悪化しにくいです。
実際に私が高速を使って遠出をしたときは、燃費が悪化することなく、むしろ街乗りよりも2〜3km伸びていました。
頻繁じゃなくても、たまに高速を利用することや遠出をするなら1,300ccをおすすめします。
なぜ加速力やエンジン音に差があるのか?
いろんな要素があるんですが、1番わかりやすいのはエンジンの作りの違いです。
たとえば、ヴィッツの1,300ccは4気筒、1,000ccは3気筒となっています。3気筒と言えば、軽自動車のエンジンの作りと同じです。
つまり、見た目は全く同じヴィッツに見えても、コンビニと中華屋の肉まんの具のように、見えない重要な部分にクオリティの差があります。
1,000ccはぶっちゃけ、軽自動車に毛が生えたようなものです。
5人乗せることがないなら、1,000ccの車種ではなく、軽自動車でいいんじゃない?と思います。
CHECK
エンジンの揺れ(振動)が少ないのは4気筒です。
3,000ccなどの排気量が大きい車になってくると6気筒や8気筒になり、揺れやエンジン音が小さくなるので高級感が出ます。
1,000ccと1,300ccの税金
2台の自動車税は以下の通りです。
- 1,000cc→29,500円
- 1,300cc→34,500円
1年間でわずか5,000円しか違いません。
他にも維持費には、車検代、ガソリン代、任意保険料などがありますが、これらに差はほとんどありません。
なので、年間の維持費の差は5,000円程度になります。
まとめ
- 1,300ccは追い越しや合流がスムーズにできる
- 1,000ccはアクセルを見込んだときの加速が軽自動車みたい
- 1,300ccの方がエンジン音が静かなのでストレスが少ない
- 1,300ccは高速が楽で燃費が悪化しにくい
- 1,000ccは軽自動車に採用されている3気筒
- 坂道で重いと感じないのは1,300cc
- 自動車税は5,000しか差がない
普通車を選ぶなら「快適さ」を求めていると思いますので、それなら1,300ccがいいと思います。
車両価格は10万円程度高くなりますが、この価格差を許せるなら迷ってはいけません。
買った後に後悔したらもったいないので、快適さをどこまで妥協できるかしっかり考えて購入してくださいね。