査定当日に売却した方が車は高く売れる?
2016/10/11
車の査定を依頼したその日に売却を決めた方が、査定価格が高くなるという話があります。
「そんなことあるの?」と思いたくなりますが、実際は査定価格が高くなる傾向にあります。
ここでは、査定当日に売却したら高く売れる理由をご紹介しているので、参考にしてくださいね。
査定当日に契約すれば高く売れる理由
簡単な話、「現状」でベストの価格を付けてくれるからです。
中古車の相場は変動しやすく、たった1ヶ月でも価値がガクッと落ちることがあります。
例えば、
- 新型モデルが発表される
- 後継車の製造の噂が流れる
- 中古車の需要が下がる時期になる
など、いろんな要因があります。
なにより、「中古」なので相場が下がることがあっても、上がるようなことは滅多にありません。
もし、売却が1ヶ月、2ヶ月後となれば、買取業者は車の価値が下がるかもしれないことを考慮した価格を提示せざるを得ません。
これが、早めに売却した方が高く売れる理由です。
そのため、車を売るタイミングは査定を依頼したらできるだけ早く売却することをおすすめします。
買取業者はできれば買い取りたい
あなたが車を売却したら、それは買取業者にとっての利益になります。
多くの買取業者は、買い取った車をオークションに出します。もちろん、買取価格より何割が増した価格で。
例えば、ブックオフと同じだと考えたらわかりやすいです。
ワンピースが1冊100円で売れたとします。今度はそれが250円で店頭で売られています。
単純計算ではありますが、この場合の利益は150円です。
中古車買取業者がやっているのは、ほぼこれと同じです。
売ってくれたら利益に繋がるので、できれば自分のところで売却してほしいと思っています。
業者によっては、個人ノルマが設けられているところもあり、余計に売ってほしいと思っています。
なので、1ヶ月、2ヶ月先の売却を考えているお客さんよりも、当日売却してくれるお客さんには査定価格を高くする傾向があります。
車は時間が経てば価値が下がる
早めに売却した方がいいのは、買取業者の都合や外的要因ばかりではありません。
買取価格が下がるリスクを軽減させるためでもあります。
車は消耗品ですので、時間が経てば経つほど寿命が短くなっていきます。大きなポイントは次の2つです。
走行距離が伸びる
走行距離は、査定の際に重要視されるポイントです。
走行距離が短い方が価値があり、長ければ価値は低くなっていきます。
- 5万kmを超えた車を「多走行車」
- 10万kmを超えた車を「過走行車」
なんて呼んだりします。
特に10万kmも走った車は一つの区切りでもあり、車の価値は大きく下がります。
また、走行距離の長い車ほどパーツの劣化や故障が多いため、どんどん価値は下がっていき、買い手も見つりにくくなります。
→10万キロの車は下取りしてもらえるの?買い取りならイケる?
売却まで先延ばしにすれば、走行距離が今より伸びることが予想されます。これも査定価格を低く見積もられる要因です。
キズが増える可能性がある
草木による細かいキズはコンパウンドで消すことができますが、深いキズは査定に響きます。
また、走っていたら飛び石でフロントガラスがキズ付くこともあります。これは結構やっかいです。
査定に大きく影響し、マイナス査定は避けられません。
早めに売却をした方がいいのは、こういったリスクを避けるためでもあります。
まとめ
車は査定当日に売却した方が、高く買い取ってくれる可能性があります。ですので、できれば売ると決めたら早めに売却することをおすすめします。
ただし、当日に売るのもいいですが、高く売るには複数社に見積もりを取ってもらうことです。このことをお忘れなく。