サイドミラーの傷が査定に与える影響。修理すべき?
2016/06/27
駐車するときなどに傷をつけてしまいがちなのが「サイドミラー」です。
これから売却しようと思っている車に影響があれば、修理や交換した方がいいのか迷いますよね。
ここでは、サイドミラーの傷が査定に与える影響についてご紹介しているので、参考にしてくださいね。
サイドミラーの傷はどれくらい査定に影響するの?
サイドミラーの傷の影響は、大きさや深さによって違います。基本的に、車の傷は「薄く浅い傷」だったらマイナス査定になりません。
目安としては、爪が引っかからない程度の傷ですね。これだとほぼセーフです。それ以上ガリガリいってしまった傷ならマイナス査定になってしまいます。
傷がどれぐらい減額になるかというと、5,000円程度です。
車の査定額は、JAAI(日本自動車査定協会)が定めた基準を目安に加減点で算出されます。基準によると、「カバー部に1cm以上の線傷があれば5点」のマイナス査定となっています。
1点が約1,000円なので、5,000円の減額になります。
付着物も減額になる
洗車、サボっていませんか?
車は走らせるだけで鉄粉やコンクリート、油性の汚れなどが付着します。これを放置していると紫外線や熱で焼きついてしまい取れにくくなってしまいます。
こういった「強固な付着物」がミラーにある場合も5点のマイナス査定になります。こまめに洗車している方は大丈夫だと思います。
ミラーが破損している場合はさらに減額
ミラーが傷だけで済んでいるなら減額は少ないですが、破損が見つかった場合はちょっとイタイです。交換対象になるので大きくマイナス査定されます。
ミラーの交換基準は、
- 反射鏡部にくもり、はくり、破損がある
- ミラーカバーに亀裂、破損、腐食がある
- リモコン操作が不良になっている
となっています。
なので、傷をつけたときにカバーに亀裂や破損がないか、電動式ミラーなら調子が悪くなっていないかなどを確認した方がいいかもしれません。
破損の場合のマイナス点
ミラーの交換によるマイナス査定は以下のようになっています。ミラーの種類によってかわります。
査定区分 | 交換箇所 | 減点 |
交換 | ウィンカー付ドアミラー | 30 |
ドアミラー(電動・格納式) | 25 | |
ドアミラー(電動) | 20 | |
ドアミラー(手動)、キャブタイプ、オフロードタイプ車の大型 | 15 | |
フェンダーミラー | 20 | |
キャブタイプ、オフロードタイプの大型(電動・格納式) | 50 | |
バン、トラック用小判型ミラー | 10 | |
ルームミラーまたはアンダーミラー | 10 |
だいたい1〜3万円の減額ですね。
電動格納式ドアミラーと電動ドアミラーの違いは、格納機能が付いているかの違いです。運転席側に格納スイッチがあれば電動格納式ドアミラーと思ってください。
査定してもらう前にミラーは修理した方がいいの?
減額されてしまうなら、「修理した方がいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、現状のままでいいです。
1ヶ月以上乗るなら修理を考えてもいいと思いますが、近いうちに売却するならもったいないです。
修理費用の方が高くつくか、トントンになるケースが多いので元を取れません。
ミラーの修理代は、車種やミラーの種類によって変わりますが、交換するならパーツ代と工賃を合わせて3〜5万円が相場です。
塗装だと1万円前後といったところです。
車の板金修理の大手、カーコンビニ倶楽部の料金を見てみたら、
- ミラーの交換工賃が9,333円〜
- ミラーウィンカーの交換工賃が15,429円〜
となっていました。
パーツ代は別途かかるので、やはり売却が近いのであれば修理、交換はおすすめしません。減額は避けられませんが、そのまま査定してもらうことをおすすめします。
まとめ
サイドミラーの傷は、薄く浅ければマイナス査定になりません。1cm以上の線傷があれば5,000円ほど減額されます。
また、交換が必要なほどの破損があれば、大きな減額になってしまいます。マイナス査定は仕方ないですが、少しでも愛車を高く売るなら一括査定に依頼するといいですよ。