シートのへたり・汚れは査定額が下がるの?
2016/06/11
車は消耗品なので、長年乗っているとシートにも影響が出始めます。
ここでは、シートのへたりや汚れが査定額に影響するのかをご紹介しているので、参考にしてくださいね。
シートのへたりや汚れは査定額に影響するの?
残念ながら、シートのへたりや汚れはマイナス査定になってしまいます。
査定の際に基準とされるカーチェックシートによると、シートのへたりはマイナス10点です。
1点が約1,000円なので、最低でも1万円の減額が予想されます。
同じく、シートの汚れ・シミもマイナス10点の評価になるため、シートだけでも数万円の減額になってしまいます。
たとえ小さなシミでも減額になってしまいますので、今後は車内での飲食を控えた方が良いかもしれません。
へたり・シミ以外で査定額が下がるケース
へたり・シミ以外で、よくあるケースが「タバコ」によるマイナス査定です。
シートにタバコのこげ跡、こげ穴があればマイナス10点になります。また、タバコの臭いによる減額は大きく、40点のマイナス査定になります。
→車内の臭いは査定価格に影響するの?タバコやペット臭について
シートの査定基準
先ほどのマイナス査定の項目をまとめました。
状態 | 減額 |
シートへたり | 10 |
シートのシミ | 10 |
タバコのこげ跡 | 10 |
タバコのこげ穴 | 10 |
タバコの臭い | 40 |
シートの交換・クリーニングはしなくていい
シートの交換は、車種にもよりますが1席につき3万円以上の費用がかかります。クリーニングの場合でも、5万円ほど費用がかかります。
ただ、査定額が下がるからと言って、わざわざ直してもかかった費用以上の査定額にはなりません。なので、そのままの状態にしておくことをおすすめします。
もっと言うと、シート交換も20〜40点のマイナス査定になるので、余計にお金が無くなるばかりです。
プラス査定になるシート
レザー(本革)シートの場合は、プラス査定になります。
レザーシートは、状態と年数で評価されることが多く、5年以下の場合は、1〜10万円ほどのプラス査定が期待できます。
車はランクによって「クラス分け」されているので、車種によってレザーシートの評価にも若干の差があります。
たとえば、トヨタのクラウンは上位クラスなので、購入から3年経った場合でも7万円ほどのプラス査定が期待できます。
買取専門店に売却するときは、このように「もの」が良ければプラス査定にしてくれるのがメリットです。
シートの汚れを防ぐなら
今後、車を売却するときのためにも、シートは綺麗に使うに越したことはありません。そうすれば、余計なマイナス査定を受けずに済みます。
シートの汚れをできるだけ防ぐなら、
- こまめに掃除機をかける
- シートカバーを使う
この2つの方法がおすすめです。
特に、小さなお子さんがいらっしゃる方は、クツの汚れなどが付きやすいので、シートカバーは有効ですよ。
また、タバコの灰が落ちたり、ジュースが溢れたりしても、ある程度汚れを防ぐことができます。リーズナブルなものだと数千円でありますのでぜひ。
まとめ
シートのへたりやシミは、数万円のマイナス査定になります。これはもう、どうしようもないですので、そのままの状態で査定を受けるしかありません。