自動車税の還付金はどうなるの?買取専門店に売却したとき
2016/10/22
毎年4月1日に、車の所有者に課せられる「自動車税」。
4月から翌年の3月までの1年分を先に納めるため、その間に車を手放せば戻ってきます。
では、買取専門店に売却した場合はどうなるのでしょう?普通は「戻ってくる」と思いますよね。
ここでは、買取専門店に売却したときの自動車税の還付金についてご紹介しているので、参考にしてくださいね。
買取専門店に売却したときの自動車税は還付されるの?
基本的に、どの買取専門店も還付金を含めた査定額を提示してきます。
なので、後から還付金のみ受け取ることはほとんどありません。
還付金は、売却時によくあるトラブルの1つなので、査定の際に事前に確認するようにしてください。
また、売却時の契約書に「買取金額には自動車税を含みます」といった記載があるはずですので、そちらもチェックしておくといいですよ。
還付金をくれる業者もいる
買取専門店によっては、査定額とは別に還付するというサービスを行っているところもあります。
ですが、その場合は査定額が低めになることが多いです。
つまり、還付金を受け取ったら得をした感覚になりますが、実際はそこまで変わらないということです。
軽自動車税は還付金がない
もし、あなたが所有している車が軽自動車の場合、軽自動車税の還付はありません。
還付制度が設けてあるのは、自動車税のみとなっています。
自動車税の還付金について
自動車税を還付してもらうには、車を「廃車」にしなくてはいけません。名義変更のみでは、還付金はありません。
廃車するには、「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2つがあります。
一時抹消登録
一時的に公道を走れないようにする廃車手続きのこと。自動車税の支払いを止めることができます。
出張や入院などで長期間車に乗らない人が利用するケースが多い。再度申請すれば、また公道を走ることができます。
永久抹消登録
解体前程としてもので、登録した車を二度と使用できないようにする廃車手続きのこと。
自動車税の支払いを止めることができます。
多くの買取専門店が査定額に還付金を含めるのは、こういった廃車手続きの手間を回避するためや、廃車にすれば車検が切れることを考慮しているためだと思われます。
還付金の計算方法
自動車税の還付金は、廃車手続きが完了した翌月からの月割り分が戻ってきます。
たとえば、10月に車を廃車した場合は、11月以降の自動車税がまとめて返ってくる計算です。
還付金は排気量によって違いますので、支払った税金によって変わります。
自動車税早見表
排気量 | 自家用 | 専業用 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 7,500円 |
1,000cc〜1,500cc | 34,500円 | 8,500円 |
1,500cc〜2,000cc | 39,500円 | 9,500円 |
2,000cc〜2,500cc | 45,500円 | 13,800円 |
2,500cc〜3,000cc | 51,000円 | 15,700円 |
3,000cc〜3,500cc | 58,000円 | 17,900円 |
3,500cc〜4,000cc | 66,500円 | 20,500円 |
4,000cc〜4,500cc | 76,500円 | 23,600円 |
4,500cc〜6,000cc | 88,000円 | 27,200円 |
6,000cc以上 | 111,000円 | 40,700円 |
まとめ
買取専門店に売却する場合は、基本的に自動車税が含まれた査定額になっています。
なので、「後から税金が返ってくる!」と思っていたら損をした気分になるかもしれません。
そういったトラブルを避けるためにも、契約書のチェックや、口頭説明をしてもらうなど、売却まえにしっかり確認するようにしてくださいね。