車の売却に実印が必要な理由
2016/06/13
車を売却するときは、実印が必要です。
ただ、人生で実印を使う機会はそんなに多くないので、いざ「実印が必要」と言われたら、ちょっとドキッとしますよね。
なんで実印が要るの?みたいな感じで。
ここでは、車を売却するときに実印が必要な理由をご紹介しているので、参考にしてくださいね。
実印とは?
実印は、ハンコの中でもっとも重要なハンコです。市区町村の役所で印鑑登録を済ませた、法的な効力を持つハンコのことです。
登録をしていないと、実印とは認められません。一人につき一個だけ持つことができます。
実印を使う機会は、
- 自動車を売却するとき
- 公正証書を作成するとき
- 遺産相続するとき
- 家のローンを組むとき
など、重要な契約を交わすときや取引をするときに使います。
こういったケースで、実印は確実にあなたであることを証明し、あなたの意志で取り決めを行っていることを証明します。
かなり重要なハンコなので、実印を押印するときは書類を隅から隅までしっかり目を通すようにしましょう。
車の売却に実印が必要な理由
なぜ車の売却のときに実印が必要かというと、
- 委任状
- 譲渡証明書
に押印しなくてはいけないからです。
ただし、軽自動車を売却するときは、実印が要らないので間違えないようにしてくださいね。
委任状
委任状とは、本来はあなたが行う事柄を、代理人に権限を委任(まかせること)することを証明する書類のことです。
簡単に言えば、代わりにやってもらうための書類ですね。
車を売却する際、「名義変更」の手続きを代行するときに使います。
譲渡証明書
譲渡証明書とは、車の所有者がいつ、誰に譲渡が行われたかを証明する書類のことです。
これが無いと所有者の変更ができません。譲渡証明書には、あなたと次の所有者の実印が必要です。
このように、実印を持っていない場合は車の売却がスムーズに行えないため、持っていない方は実印を作ることをおすすめします。
実印登録はどこでできるの?
住民登録をしている市区町村の役所で、印鑑登録申請書に必要事項を記入し、窓口で申請すれば登録ができます。
登録費用に、200〜300円ほどかかります。地域によって費用は差があります。
実印登録は1日でできる?
登録は簡単なので1日でできます。というより、数分でできます。
印鑑登録するときの注意点
実印は、他の人と被ってはいけないルールがあり、世界で1つとなる唯一性が求められます。
じゃないと、お金にかかわる重大なトラブルが起こる可能性がありますからね。なので、100均などで売られているハンコは原則登録できません。
また、実印登録できないハンコは、
- ゴム印など変形しやすいもの
- 8mmの正方形の枠内に入るもの
- 25mmの正方形の枠を超えるもの
- 氏名以外を表しているもの
- 印影(ハンコを押してときの印)が不鮮明なもの
- ローマ字のもの
など、細かい決まりがあります。
とはいえ、ハンコ屋さんかインターネットで実印を注文したら出来上がります。値段はピンキリで、3,000円のものから数万円のものまであります。
まとめ
車を売却するときに実印が必要なのは、名義変更や所有者の変更に必要な書類に押印するためです。
ただし、もう一度確認ですが軽自動車の場合は実印が要りません。
普通車の場合は、実印が無いままだと売却できなので、早めに作って印鑑登録を済ませた方がいいですよ。