ウルナラ

車売るときに知っておきたいアレコレ

車のエンジンがかからない5つの原因と対処法

      2016/10/22

u16622-1

ここでは、車のエンジンがかからない原因と対処法をご紹介しています。

まず最初に疑うべき、「うっかりミス」によってエンジンがかからない原因からご紹介していきますので、順にチェックしてみてください。

ガス欠になってませんか?【怪しいレベル1】

u16622-2

基本的なことですが、車は燃料(ガソリンや軽油など)が入っていないとエンジンがかかりません

いわゆる「ガス欠」というやつですね。ざっくりですが、エンジンは燃料と空気を爆発させて、その爆発の勢いで稼働しています。

なので、給油ランプが点灯していたり、燃料系がEより下になっていないか確認してみてください。

ガス欠の対処法

車に乗る人ならおそらく自動車保険(任意保険)に加入していると思います。その保険の「ロードサービス」に、ガス欠になったときのサービスがあれば活用できます。

10リットルまでなら無料で燃料を届けてくれるロードサービスもあるので、補償内容を確認してみてください。

CHECK
ガス欠のロードサービスを使っても、保険の等級が下がることはほとんどありません。

他にも、JAF会員なら燃料代だけの負担で、無料で持ってきてくれます。JAF非会員でも呼べますが、燃料代とは別に1万円前後の料金がかかります。

また、家族や友人に助けを求められるなら、ガソリンスタンドに行ってもらうのが手っ取り早いかもしれません。お礼の缶コーヒーは忘れずに。

パーキングに入っていますか?【怪しいレベル2】

u16622-3

ギアを切り替えるときに使う「シフトレバー」を見てみてください。

AT(オートマ)車は、レバーの位置がパーキング(P)、あるいはニュートラル(N)になっている状態でしかエンジンがかからない仕組みになっています。

急いでいるときなんかに、うっかりドライブ(D)のままエンジンを切ってしまい、次乗るときにエンジンがかからないといったミスはよくあることです。

シフトレバーの対処法

シフトレバーをパーキングに入れるとOKです。念のため確認ですが、シフトレバーはブレーキペダルを踏んでおかないと動きませんよ。

気が動転していると、いつもできていることを忘れてしまうときもあるので冷静に対処してください。

バッテリーが上がっている【怪しいレベル3】

u16622-6

エンジンがかからない原因で1番多いのが「バッテリー上がり」です。JAFでは、年間90万件ものバッテリー上がりの問い合わせがくるそうです。

エンジンは始動するときに電気を1番使うのですが、バッテリーが上がってしまったら電力不足になるのでエンジンがかかりません。

この場合、エンジンをかけようとしても「キュルキュルキュル」と弱々しい音が鳴るのが特徴です。

バッテリーが上がる原因は、

  • ライト・ルームランプを付けっぱなしにしていた
  • エンジンをかけずに長時間音楽を聴いたりナビを見たりしていた
  • 長期間車を走らせていなかった
  • バッテリーの寿命

など様々です。

バッテリーの寿命は、車の使い方によって左右されますが、だいたい2〜3年といわれています。

CHECK
バッテリーは、車を走らせているときに充電を行っている!

バッテリー上がりの対処法

ガス欠のとき同様、自動車保険のロードサービスやJAFに依頼するのも1つです。JAF会員なら、バッテリーの部品代だけで交換を行ってくれます。

JAF非会員の場合だと、バッテリー代とは別に基本料と作業量で1万円ほどかかりますので、結構なお金を払うことになります…。

その他には、

  • 自分でバッテリーを交換できるなら交換する
  • 知り合いなどの救援車を呼んで、ブースターケーブルで繋いで充電する

などの対処法もあります。

メインヒューズが切れている【怪しいレベル4】

u16622-5

ここからは少し専門的になってきます。上記で紹介したこと以外の場合は、車の故障によってエンジンがかからないケースです。

メインヒューズとは、簡単に説明すると想定外の電流が流れないように遮断するものです。安全装置ですね。

何らかによってこのヒューズが切れてしまうと、電気が流れないのでエンジンがかからなくなります。つまり、電気系統の異常です

たとえば、+と−の位置を間違えるなどのバッテリーの接続ミスでヒューズが切れます。

メインヒューズ切れの対処法

車に詳しい方は、ヒューズボックスを開いて自分で交換してもいいと思います。ヒューズは、カー用品で数百円程度で販売されています。

車のことはサッパリ!という方は、近くのディーラーや整備工場に相談してみてください。

セルモーターの故障【怪しいレベル5】

u16622-4

出典:wikipedia

個人的な話ですが、私はセルモーターが故障した経験あります。当時は無知でしたので、泣きそうになったのを覚えています。

で、セルモーターとは、エンジンを始動させるモーターのことです。セルスターターと呼ぶこともあります。

このパーツが故障すると、最初の一歩が踏み出せないのでエンジンはかかりません。

突然エンジンがかからなくなる場合もあれば、モーターが徐々に弱くなってエンジンがかからなくなる場合もあります

最近エンジンをかけるときに異常は感じませんでしたか?もし違和感があれば、初期症状が出ていた可能性があります。

セルモーターが故障したときの対処法

修理、交換をすることになります。車種にもよりますが、1〜3万円ほどの修理費用がかかります。

近くのディーラーか整備工場に相談してみてください。

まとめ

車のエンジンがかからない原因は、

  • ガス欠になっている
  • パーキング、ニュートラルに入っていない
  • バッテリーが上がっている
  • メインヒューズが切れている
  • セルモーターが故障している

などがあり、簡単に対処できるケースもあれば難しいケースもあります。

また、修理費用がかかるぐらいなら、車を乗り換えることも視野に入れる場合もあると思います。

そういったときは、エンジンがかからないまま車を売却する方法もご紹介しているので、そちらの記事も参考にしてみてください。

 - 車のトラブル